特許
J-GLOBAL ID:200903034004712711

X線CT装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 芳紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-007831
公開番号(公開出願番号):特開平7-213517
出願日: 1994年01月27日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 被検体から発生する散乱X線の補正を計測データ上で行い、散乱X線による画質劣化のリブアーチファクト等を除去する。【構成】 画像診断装置の中に散乱線補正装置9を付加する。補正装置9は逆対数変換した計測データを補正前データメモリ13に格納し、感度補正と対数変換をした計測データの投影データを専用メモリ14に格納し、加算器15によって投影データの特定複数チャンネルのデータの合計値を各投影角度毎に計算し、その値をパラメータとしてテーブル読み出し器16にセットする。テーブル読み出し器16はセットされた値にしたがって補正テーブルメモリ17により補正量を読み出し器16にセットする。減算器18は補正前データメモリ13に格納されている計測データから各投影角度毎に補正量を減算し、その結果を補正データメモリ19に格納する。
請求項(抜粋):
被検体を透過したX線の強度分布を検出する多チャンネルX線検出器と、その検出された信号強度に対数変換を行う手段と、その対数変換後の被検体の各投影角度j毎に、或る特定の1チャンネルの値あるいは複数チャンネルの投影データpro(i、j)の加算した値(以下、これらを加算値S<SB>j</SB>と定義する)を次式により算出する手段と、【数1】pro(i、j):投影データ(i:チャンネル、j:投影角度)n<SB>1</SB>、n<SB>2</SB>:ある特定のチャンネルであり、n<SB>1</SB><n<SB>2</SB><N(全チャンネル)予め大きさの異なるいくつかの水、ポリエチレン、アクリルなどの被検体のX線吸収係数に近い材質のX線透過画像より決定した散乱X線補正量に係る係数A、Bと加算値S<SB>j</SB>の値より次式でリニア領域での散乱X線補正量C<SB>sj</SB>を求める手段と、【数2】各投影角度j毎の全チャンネルの対数変換後の投影データを逆対数変換して得た逆対数変換後の投影データについて、前記散乱X線補正量C<SB>sj</SB>を減算する散乱線補正手段と、その補正後の計測データを対数変換して画像再構成を行う手段と、より成るX線CT装置。

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