特許
J-GLOBAL ID:200903034020660357

固体電解質型燃料電池及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-203689
公開番号(公開出願番号):特開平5-029003
出願日: 1991年07月19日
公開日(公表日): 1993年02月05日
要約:
【要約】【目的】 空気電極の表面に高速、低コストで大面積の気密な固体電解質膜を形成できるようにし、なおかつSOFCの内部抵抗を小さいままで保持し、SOFCの出力、燃料ガス利用率を向上させることである。【構成】 下記の組成を有するペロブスカイト系複合酸化物からなる空気電極の表面に、ジルコニアを含有する原料を溶射し、溶射固体電解質膜を形成する。これを熱処理して気密質の固体電解質膜を形成する。この熱処理の際に、溶射膜の緻密化が進むと共に、空気電極の方から固体電解質膜の方へとマンガン又はコバルトが拡散し、特に空気電極の界面付近で溶射膜の緻密化を促進させる。空気電極と固体電解質膜との界面には、上記熱処理後であっても、La<SB>2</SB>Zr<SB>2</SB>O<SB>7</SB>等からなる高抵抗層が形成されない。(La<SB>1-y</SB>A <SB>y </SB>)<SB>1-x</SB> MO<SB>3</SB>〔Aは、アルカリ土類金属から選ばれた一種以上の元素を表し、Mは、マンガン 又はコバルトを表す。0≦y≦0.4 、0 <x≦0.2 〕
請求項(抜粋):
下記の組成を有するペロブスカイト系複合酸化物からなる空気電極と、少なくとも空気電極との界面付近にマンガン又はコバルトが固溶したジルコニア固体電解質膜と、この固体電解質膜の前記空気電極と反対側の表面に形成された燃料電極膜とを有する固体電解質型燃料電池であって、前記空気電極と前記固体電解質膜との界面に、ランタンおよびジルコニウムを含む化合物からなる高抵抗層が実質的に形成されていない固体電解質型燃料電池。(La<SB>1-y </SB>A <SB>y </SB>)<SB>1-x</SB>MO<SB>3 </SB>〔Aは、アルカリ土類金属から選ばれた一種以上の元素を表し、Mは、マンガン又はコバルトを表す。0≦y≦0.40<x≦0.2 〕
IPC (4件):
H01M 8/02 ,  C01G 51/00 ,  H01M 8/12 ,  C01G 45/00

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