特許
J-GLOBAL ID:200903034055067500

タービン型流量計による2相流体の流量計測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-031737
公開番号(公開出願番号):特開平8-201130
出願日: 1995年01月27日
公開日(公表日): 1996年08月09日
要約:
【要約】【目的】 液体および気体の2相流体を混相流の状態のままで、全体積流量、気液体積流量比および全質量流量を同時に、効率的に求める方法を提供する。【構成】 タービン型流量計の、回転体の回転数、および、回転による誘導起電力の電流値、並びに、入側と出側との圧力差を測定し、 圧力差が増加すると気液体積流量比が増加する関係式と、気液体積流量比の増加に伴い全体積流量が増加する関係式とに基づいて、気液体積流量比を消去して得られる関係式に基づき、全体積流量を求め、次いで、全体積流量が増加すると気液体積流量比が増加する関係式に基づき、気液体積流量比を求め、そして、次いで、電流値および回転数の内いずれが増加しても、全質量流量が増加する関係式に基づき、全質量流量を求めることにより、全体積流量、気液体積流量比、および、全質量流量を実用上同時に求めることからなる。
請求項(抜粋):
液体と気体との2相流体の流量を、前記液体と前記気体との混相流の状態のままでタ-ビン型流量計により計測する方法であって、前記タ-ビン型流量計の回転体の回転数、および、前記回転体の回転に伴って発生する誘導起電力の電流値、並びに、前記タ-ビン型流量計に対する前記2相流体の入側と出側との間の圧力差の各々を測定し、次いで、前記圧力差が増加すると共に気液体積流比が増加する関係式(16)と、気液体積流比の増加に伴い前記2相流体の全体積流量が増加するという関係式(14)とに基づいて、前記気液体積流量比を消去して得られる関係式(20)に基づき、前記全体積流量を求め、そして、次いで、このようにして求めた前記全体積流量が増加すると前記気液体積流量比が増加するという関係式(17)に基づき、前記気液体積流量比を求め、そして、次いで、前記電流値および前記回転数の内いずれが増加しても、前記全質量流量が増加するという関係式(19)に基づき、前記全質量流量を求めることにより、前記全体積流量、前記気液体積流量比、および、前記全質量流量を実用上同時に求めることを特徴とする、タ-ビン型流量計による2相流体の流量計測方法。

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