特許
J-GLOBAL ID:200903034070751167

自動変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-256829
公開番号(公開出願番号):特開平6-109125
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 摩擦要素の開放動作と他の摩擦要素の締結動作とにより変速を行う場合に、その摩擦要素の締結速度を速める設定期間を学習補正するとき、その学習補正を適切に行う。【構成】 3→2変速時、フロントクラッチ16が開放制御される。これと同時に、3-2タイミングバルブ104がドレンに連通することによりセカンドブレーキ19の開放圧が排圧されて、セカンドブレーキ19が締結する。この開放圧の排圧は設定時間の間だけ行われ、該設定時間が逐次学習される。この学習はタービン回転数センサ201により検出される回転数の目標値に対する偏差に応じて行われる。4→3→2の連続した変速が設定時間以内で速く行われる場合には、油圧回路のライン圧が低下した状態でフロントクラッチ16の開放動作が素早く行われて設定時間の誤学習となるので、この設定時間の学習は禁止される。
請求項(抜粋):
複数個の摩擦要素を有し、これ等摩擦要素の締結,開放動作により動力伝達経路を複数段に切換えて変速する変速歯車機構を備えた自動変速機の変速制御装置であって、上記変速歯車機構の特定の摩擦要素の締結速度を調整する締結速度調整手段と、上記変速歯車機構による動力伝達経路の変速時に、締結される上記特定の摩擦要素の締結速度を設定時間のあいだ速めるよう上記締結速度調整手段を制御する締結速度制御手段とを備えるとともに、上記変速歯車機構の入力部の回転数を検出する回転数検出手段と、該回転数検出手段の出力を受け、今回の変速時における変速歯車機構の入力部の回転数の目標値に対する偏差に応じて以後の変速時に備え事前に上記締結速度制御手段による締結速度を速める設定時間を逐次補正する補正手段とを備えるとともに、上記補正手段による設定時間の補正の対象となる変速の前に行われた該変速前の変速段への変速が終了した後から該補正対象の変速が行われるまでの期間を計測する期間計測手段と、該期間計測手段により計測された期間に応じて上記補正手段による設定時間の逐次補正を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/08 ,  F16H 59:42

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