特許
J-GLOBAL ID:200903034119445504

キナクリドン顔料の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-082862
公開番号(公開出願番号):特開平10-036699
出願日: 1997年04月01日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 環境的に安全でしかも安価に行えるキナクリドン顔料の製造方法を提供する。【解決手段】 式(I)[式中、R1及びR2は、水素またはハロゲンであるか、あるいはアルキル、アルコキシまたはカルボキサミド基(これらは置換されていてもよい)であるか、あるいは芳香族、脂肪族または複素環式環が更に縮合していてもよいフェノキシまたはC6-C10- アリール環である]で表される置換されていないかまたは置換されている線状キナクリドンに基づく顔料、混晶顔料及び顔料調合物の製造方法であって、ジアニリノテレフタル酸をポリ燐酸またはポリホスフェートにより環化することにより生ずる反応混合物を、110 °C以上の温度において水または鉱酸水溶液で加水分解し、次いでこうして得られた顔料を単離する。
請求項(抜粋):
式(I)【化1】[式中、置換基R1及びR2は、同一かまたは異なっていて、水素、塩素、臭素またはフッ素原子であるか、あるいはC1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシまたはカルボキサミド基(これらはC1-C6-アルキル基によって置換されていてもよい)であるか、あるいは芳香族、脂肪族または複素環式環が更に縮合していてもよいフェノキシまたはC6-C10- アリール環である]で表される置換されていないかまたは置換されている線状キナクリドンに基づく顔料、混晶顔料及び顔料調合物の製造方法であって、式(Ia)【化2】で表されるジアニリノテレフタル酸をポリ燐酸またはポリホスフェートにより環化することにより生ずる反応混合物を、110 °C以上の温度において水または鉱酸水溶液で加水分解し、次いでこうして得られた顔料を直接単離するか; あるいは生じるプレ顔料を、必要に応じて有機溶剤を添加した後に、仕上げ処理に付しそして顔料を単離するか; あるいは生じる粗結晶質粗製顔料を微細分散プロセスに付し次いで顔料を単離するか; あるいは微細分散プロセスの後に得られたプレ顔料を、必要に応じて有機溶剤の添加後に、仕上げ処理に付しそして顔料を単離することを特徴とする上記方法。
IPC (2件):
C09B 67/52 ,  C09B 67/20
FI (2件):
C09B 67/52 ,  C09B 67/20 C
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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