特許
J-GLOBAL ID:200903034142689968

オーディオデジタル信号の音場効果付与方法およびシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-043046
公開番号(公開出願番号):特開平6-043890
出願日: 1993年03月03日
公開日(公表日): 1994年02月18日
要約:
【要約】【目的】 シミュレートすべき音響空間の残響時間を音響信号の周波数の関数として変化させる。【構成】 オーディオデジタル信号x(k)に音場効果を付与したオーディオデジタル信号y(k)を得るため、信号x(k)から複製した基本信号xi(k)に異なった遅延を付与して遅延基本信号seriを、荷重付の後、信号x(k)と加算し、前記信号y(k)を得る。また、遅延基本信号を線形結合した信号serciを信号xi(k)に足し込む。さらに、後の残響をシミュレートすべく、上記線形結合をユニットループバックにより行い、シミュレートすべき残響時間Tr(ω)の崩壊単調関数であり、遅延に比例する減衰hi(ω)を遅延と共に施す。さらに絶対値の2乗が吸音遅延τiに基づくΣτi/Tr(ω)に等しくなるようなスペクトル修正t(exp(jω))を上記荷重付の前に施す。
請求項(抜粋):
音場効果を有するオーディオデジタル信号y(k)を生成すべく実時間かつ人工的にオーディオデジタル信号x(k)に音場効果を付与する方法であって、複数の異なった遅延を施すことによりオーディオデジタル信号の基本信号xi(k)から基本信号(seri)を生成し、遅延基本信号間の線形結合により結合された遅延基本信号(serci)を生成し、該結合された遅延基本信号の各々の少なくとも1つを前記遅延に先立って基本信号xi(k)の少なくとも1つに加算し、遅延基本信号(seri)の少なくとも1つを前記オーデイオデジタル信号x(k)と荷重付加算して前記音場効果を有するオーディオデジタル信号y(k)を生成する方法であり、該方法は後の残響の現象をシミュレートすべく、複数の前記結合された遅延基本信号(serci)が前記遅延基本信号(seri)と同じエネルギーを有するように設けられたユニットループバックを介して前記線形結合を実行し、異なった遅延を施すと共にオーディオ周波数(ω)に依存した減衰H(ω)であって残響時間Tr(ω)の崩壊単調関数であって当該遅延に比例した減衰を施すことにより前記遅延基本信号(seri)の生成を行い、前記遅延基本信号の前記オーディオデジタル信号x(k)との荷重付加算に先立ち、各吸音遅延の値がτi、すべての吸音遅延の総和がΣτiである場合、【数1】なる関係式を満足するスペクトル修正t(z)を施すオーディオデジタル信号の音場効果付与方法。
IPC (3件):
G10K 15/12 ,  H03H 17/02 ,  H04S 1/00
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開昭58-063996
  • 特開昭58-194095
  • 特開平4-200100
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