特許
J-GLOBAL ID:200903034163934318
官能化ポリオルガノシロキサン及びその一つの製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-516617
公開番号(公開出願番号):特表平10-501021
出願日: 1995年11月15日
公開日(公表日): 1998年01月27日
要約:
【要約】本発明は、1分子当たりに以下のα〜γを含む多官能化ポリオルガノシロキサンに関する:(α)一方で、式:(ここで、Rは特にC1〜C6アルキル基であり、YはC1〜C15アルコキシ基であり、aは0、1又は2である)の少なくとも1個の官能性シロキシ単位、(β)他方で、式:(ここで、WはC7以上のアルキル基、アルケニル基、不飽和環状脂肪族基、メルカプトアルキル基、ポリスルフィド部分を含むアルキル基、及び硫黄原子を含有する環で置換されたアルキル基から選択される、Si-C結合によって珪素に結合したC2〜C30炭化水素基である)の少なくとも1個の別の官能性シロキシ単位、(γ)随意としての、式:の少なくとも1種の単位(ここで、cは0、1、2又は3であり、dは0又は1であり、cとdとの合計c+dは3以下である)。アルコキシ官能基YはYを誘導するアルコールからの脱水素/縮合反応によって好適なポリヒドロオルガノシロキサン上に導入され、官能基WはWを誘導するオレフィン系化合物からヒドロシリル化反応によって導入される。この多官能化ポリオルガノシロキサンは、シリコーン組成物中の付着防止変性剤として及び充填剤を含有するシリコーン組成物中のシリカ被覆剤として用いることができる。
請求項(抜粋):
1分子当たりに以下のα〜γを含む官能化ポリオルガノシロキサン:(α)一方で、式: (R)aYSi(O)(3-a)/2 (I) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 {ここで、aは0、1又は2であり、 Rは1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル(特にメチル、エチル、プロピル若しくはブチル)及び(又は)アリール(特にフェニル)から選択される一価の炭化水素基であり、より特定的にはメチルが好ましく、aが2である場合には基Rは同一であっても異なっていてもよく、 YはC1〜C15アルコキシ、特にC1〜C6アルコキシから選択されるのが好ましい直鎖状又は分枝鎖状のアルコキシ基であり、より特定的にはメトキシ、エトキシ及び(イソ)プロポキシが用いられる};(β)他方で、式: (R)bWSi(O)(3-b)/2 (II) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 [ここで、bは0、1又は2であり、 Rは単位(I)のR置換基について前記したものと同じ定義に相当し、単位(I)のR置換基と同一であっても異なっていてもよく、 Wは2〜30個の炭素原子並びに随意としてのS及び(又は)O原子を有し且つSi-C結合によって珪素に結合した、官能性残基を構成する一価の炭化水素基であり、 この残基は以下の(i)〜(7i)の群から選択される: (i)少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル基、 (2i)鎖中及び(又は)鎖の端部に1個又は2個以上の二重結合を含有する直鎖状又は分枝鎖状C2〜C20アルケニル基{二重結合は共役であり、且つ(又は)、α位に位置する少なくとも1個の活性化用基(エーテル又はチオエーテルから成るのが有利である)と組み合わされているのが好ましい}、 (3i)5〜20個の環炭素原子及び1個又は2個の環中のエチレン系二重結合を含有し且つ随意に1個又は2個の直鎖状又は分枝鎖状C1〜C3アルキル基で置換されていてよい不飽和脂肪族単環式又は二環式基(この環式基は随意に直鎖状又は分枝鎖状C2〜C10アルキレン基を介して珪素に結合する)、 (4i)式: -R1-S-A のメルカプトアルキル基 {ここで、R1は、随意に少なくとも1個の酸素複素原子を含む直鎖状若しくは分枝鎖状C2〜C10アルキレン基、又は、これと同じ定義を有するアルキレン部分と5〜10個の炭素原子を有し且つ随意に1個若しくは2個の直鎖状若しくは分枝鎖状C1〜C3アルキル基で置換された環状部分とから成るアルキレンシクロアルキレン基を表わし、 Aは水素又はマスキング用基M(この基MとSとは、所定の条件下で化学的に不安定であってHによるMの置換若しくは活性種-R1-S・の形成を可能にする結合によって結合する)に相当する}、 (5i)次式: -R2-(-S-)x-R3 に相当する、ポリスルフィド部分を含む基 (ここで、xは1〜6であり、 R2は前記のR1と同じ定義を有し、 R3は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C10アルキル基である)、 (6i)次式: 又は に相当する、少なくとも1個の環を含有し且つその元素の少なくとも1個が硫黄原子である基 (ここで、iは0、1又は2であり、 jは1〜6であり、 置換基R4及びR5は、R1について前記した通りの二価基である)、 (7i)式: のスルホキシド基 (ここで、記号R1及びMは(4i)の式について上で与えた定義を有する)];(γ)随意としての、次式: (R)c(H)dSi(O){4-(c+d)}/2 (III) の少なくとも1種のシロキシ単位(III) (ここで、cは0、1、2又は3であり、 dは0又は1であり、 cとdとの合計c+dは3以下であり、 R置換基は単位(I)及び(II)において前記した通りである)。
IPC (3件):
C08L 83/08
, C08G 77/392
, C08L 83/06
FI (3件):
C08L 83/08
, C08G 77/392
, C08L 83/06
引用特許:
審査官引用 (5件)
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特開平3-024160
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特開平4-126723
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特表平6-503124
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特開平3-088815
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特開平4-252228
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