特許
J-GLOBAL ID:200903034203144390

拡声通話装置およびエコーキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須山 佐一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-284013
公開番号(公開出願番号):特開平9-130306
出願日: 1995年10月31日
公開日(公表日): 1997年05月16日
要約:
【要約】【課題】 2スピーカ、1マイク構成の擬似ステレオ拡声通話装置において、相手2話者による同時通話時のエコーを簡素な構成で打ち消す。【解決手段】この擬似ステレオ拡声通話装置は、受話検出手段1により初めに検出された受話チャネルA1を第1の信号経路3に接続し、次に受話されたチャネルB1を第2の信号経路4に接続する接続制御手段2と、第1の信号経路3に接続され、受信チャネルから送信チャネルへ回り込むエコーを推定し、擬似エコーを生成する適応フィルタ5と、第2の信号経路4に接続され、過去に適応フィルタ5で収束させ蓄積したフィルタ係数をフィルタ係数蓄積手段7からロードして擬似エコーを生成する非適応フィルタ6と、左右のスピーカ10、11の出力を制御して音像を定位させる受話フィルタ9とを備えている。
請求項(抜粋):
複数の地点からの受話信号を受信する複数の受話チャネルと、前記個々の受話チャネルに受信された受話信号を検出する受話検出手段と、前記受話検出手段により検出された受話信号の受話数に応じて前記受話信号の受信された受話チャネルを第1または第2の信号経路のいずれか一方に接続する接続制御手段と、前記受話音声の音像を音声毎に異なる位置に定位させるための複数のスピーカと、前記第1および第2の信号経路を通じて入力された各受話信号について前記複数のスピーカの出力を制御し、それぞれの受話信号に対応する位置に音像を定位させる音像定位手段と、発言者の音声を集音するためのマイクと、前記第1の信号経路に接続され、前記受信チャネルから前記第1の信号経路、前記音像定位手段、スピーカおよびマイクを通じて送信チャネル側へ回り込むエコーパスを推定し擬似エコーを生成する適応フィルタと、前記適応フィルタにより推定されたエコーパスに対応するフィルタ係数が蓄積されるエコーパス情報蓄積手段と、前記第2の信号経路に接続され、前記受信チャネルから前記第2の信号経路、前記音像定位手段、スピーカおよびマイクを通じて送信チャネル側へ回り込むエコーパスに対応するフィルタ係数を前記エコーパス情報蓄積手段からロードし前記第2の信号経路を通じて送信チャネル側へ回り込むエコーを推定し擬似エコーを生成する非適応フィルタと、前記非適応フィルタおよび適応フィルタにより生成された各擬似エコーを前記送信チャネルのエコー信号から差し引く減算器とを具備したことを特徴とする拡声通話装置。
IPC (6件):
H04B 3/23 ,  G10K 11/178 ,  H03H 17/00 601 ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 ,  H04M 3/56
FI (6件):
H04B 3/23 ,  H03H 17/00 601 N ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 C ,  H04M 3/56 B ,  G10K 11/16 H

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