特許
J-GLOBAL ID:200903034241733936

位相調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-261674
公開番号(公開出願番号):特開平10-100372
出願日: 1996年10月02日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 複数の回転体の間の位相調整を行う位相調整装置を、回転伝達誤差が少なく、しかも廉価に製造できるようにする。【解決手段】 位相調整装置の位相調整用減速ユニット20は、カップ型の第1および第2の撓み噛み合い式歯車装置30、40を有し、第1の撓み噛み合い式歯車装置30の第1の波動発生器33が位相調整用モータに連結される。第1の可撓性外歯歯車32と、第1の撓み噛み合い式歯車装置40の第2の可撓性外歯歯車42は背中合わせの状態で一体回転するように複数本の締結用ボルト60で固着されている。第2の撓み噛み合い式歯車装置40の第2の波動発生器43は回転不可とされ、通常の動力伝達時は、位相調整用モータは動作しないので、双方の歯車装置の減速比を同一にしておけば、第1の撓み噛み合い式歯車装置の第1の剛性内歯歯車31への入力回転は、第2の剛性内歯歯車41から同一回転数で出力される。
請求項(抜粋):
同一の駆動モータにより回転する第1および第2の回転体の間の位相調整を行うために、前記駆動モータから前記第2の回転体への回転力伝達経路に位相調整用減速ユニットを介在させ、位相調整時にはこの位相調整用減速ユニットを位相調整用モータによって駆動するようになっている位相調整装置において、前記位相調整用減速ユニットは、同軸状態で並列配置された第1および第2の撓み噛み合い式歯車装置を有しており、前記第1の撓み噛み合い式歯車装置は、環状の第1の剛性内歯歯車と、この内側に配置されたカップ状の第1の可撓性外歯歯車と、この内側に配置されていると共に当該第1の可撓性外歯歯車を半径方向に撓めて前記第1の剛性内歯歯車に対して部分的に噛み合わせている第1の波動発生器とを備え、この第1の波動発生器は前記位相調整用モータに連結されており、前記第2の撓み噛み合い式歯車装置は、環状の第2の剛性内歯歯車と、この内側に配置されたカップ状の第2の可撓性外歯歯車と、この内側に配置されていると共に当該第2の可撓性外歯歯車を半径方向に撓めて前記第2の剛性内歯歯車に対して部分的に噛み合わせている第2の波動発生器とを備え、前記第2の可撓性外歯歯車は前記第1の可撓性外歯歯車とは背中合わせの状態で一体回転するように相互に固着され、前記第2の波動発生器は回転不可の状態となるように固定されており、前記第1および第2の剛性内歯歯車の一方の歯車に前記駆動モータからの回転が入力されて他方の歯車から出力されるようになっていることを特徴とする位相調整装置。
IPC (4件):
B41F 13/12 ,  B41F 13/00 ,  B41F 33/14 ,  F16H 1/32
FI (4件):
B41F 13/12 A ,  B41F 13/00 A ,  F16H 1/32 B ,  B41F 33/14 K
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 位相調整装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-148686   出願人:株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ

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