特許
J-GLOBAL ID:200903034242961096

通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-024140
公開番号(公開出願番号):特開平8-223235
出願日: 1995年02月13日
公開日(公表日): 1996年08月30日
要約:
【要約】【目的】 同期検波を用いたπ/4シフトQPSK変調方式のシンボルクロックに関するものであり、情報データによらず、安定した通信装置を提供することを目的とする。【構成】 同期検波回路11は、同相および直交成分のベースバンド信号I(t)、Q(t)を出力する。この出力信号をレベル差検出部により、x(t)=|I(t)|-|Q(t)|の演算を行うと、π/4シフトQPSK変調方式の性質上最適なクロックでは、1、0を交互に繰り返す。さらに、x(t)を遅延差分回路13において1シンボル間隔で差分し、全波整流回路14で全波整流すると、最適クロックで信号は1となり最大値を示す。このため、帯域通過フィルタ15で各クロックの平均値を計算し、平均値が最大となるタイミングを検出することにより、安定したシンボルクロックを再生できる。
請求項(抜粋):
π/4シフトQSK信号の直交同期検波を行い同相ベースバンド信号と直交ベースバンド信号とを出力する同期検波部と、前記同期検波部から出力される同相ベースバンド信号の大きさの絶対値と直交ベースバンド信号の大きさの絶対値との差を検出するレベル差検出部と、前記レベル差検出部からの出力を1シンボル分遅延させる遅延回路と、前記レベル差検出部からの出力と前記遅延回路からの差分を取る遅延差分回路と、前記遅延差分回路からの出力を全波整流する全波整流回路と、前記全波整流回路から最大値の出力がなされたときに同期してπ/4シフトQPSK信号の情報の再生を行う制御部とを設けた事を特徴とする通信装置。

前のページに戻る