特許
J-GLOBAL ID:200903034244277095

燃料電池発電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-324192
公開番号(公開出願番号):特開平8-185878
出願日: 1994年12月27日
公開日(公表日): 1996年07月16日
要約:
【要約】【目的】電極構造の劣化に伴って生じた両電極間の反応ガスの漏洩透過を、発電運転中に的確に検知する機能を備えたものとする。【構成】積層燃料電池10の側面に取り付けられて燃料ガス供給マニホールド13に連結された燃料ガス供給管21にHeガス供給管22を接続して、Heガスを燃料ガスとともに燃料極へと送り、空気排出マニホールド12に連結された空気排出管17にHeガスセンサー23を接続して、燃料極から空気極へと漏洩透過して未反応空気とともに排出されるHeガスの濃度を検出し、さらにHeガス濃度測定信号を演算装置24へと送り、燃料電池発電装置の電流値信号、燃料ガス流量信号および空気流量信号により運転条件を加味して算出されるHe濃度の標準値を越えたとき異常信号を得ることにより、電極構造の劣化による両電極間の反応ガスの漏洩透過を検知する。
請求項(抜粋):
電解質マトリックスを、燃料ガス通流溝を有する燃料極基材および燃料極触媒層からなる燃料極と、空気通流溝を有する空気極基材および空気極触媒層からなる空気極とにより挟持してなる単セルをセパレータと交互に積層して形成される積層燃料電池の、前記燃料ガス通流溝が開口部を有する相対する二つの側面にそれぞれ燃料ガス供給マニホールドと燃料ガス排出マニホールドを配し、前記空気通流溝が開口部を有する他の二つの側面にそれぞれ空気供給マニホールドと空気排出マニホールドを配し、前記燃料ガス供給マニホールドに燃料ガスを、また前記空気供給マニホールドに空気を供給して、電気化学反応により直流電力を得る燃料電池発電装置において、前記燃料ガス供給マニホールドへ燃料ガスを供給する配管に不活性ガスを供給する配管が接続され、かつ前記空気排出マニホールドより未反応空気を排出する配管に前記不活性ガスの濃度を測定する検知器が接続されているか、あるいは前記空気供給マニホールドへ空気を供給する配管に不活性ガスを供給する配管が接続され、かつ前記燃料ガス排出マニホールドより未反応燃料ガスを排出する配管に前記不活性ガスの濃度を測定する検知器が接続されていることを特徴とする燃料電池発電装置。

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