特許
J-GLOBAL ID:200903034282381360

多重焦点ゾーンを使用した調波イメージング方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 研一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-614059
公開番号(公開出願番号):特表2002-542844
出願日: 2000年03月27日
公開日(公表日): 2002年12月17日
要約:
【要約】【課題】 調波イメージング方法及び装置を提供する。【解決手段】 近距離音場内の各送信焦点ゾーンは異なる位相をもつ2回以上の送信発射により検査され、遠距離音場内の各送信焦点ゾーンは単一の送信発射により検査される。受信の際に、それぞれの近距離音場ベクトルは加算され、これにより基本波信号成分は実質的に相殺され、高調波(又は低調波)信号成分が分離される。遠距離音場では、単一の送信発射は基本波周波数f0 を有する。例えば2f0 のような高調波(又は低調波)周波数を中心とする通過帯域を有する信号成分がフィルタにより分離される。各走査角度での近距離音場及び遠距離音場の受信ベクトルは、次いで互いに組み合わされて合成ベクトルを形成する。
請求項(抜粋):
走査面内の物体をイメージングするための方法であって、 走査線に沿った第1の送信焦点位置に焦点合わせされると共に、N回の送信発射の各々の間に第1の基本波周波数を有する音波エネルギを送信するステップであって、N≧2であり、かつ前記N回の送信発射の前記音波エネルギが発射の全体にわたり位相符号化されている、ステップと、 前記N回の送信発射の各々で送信され物体から反射された音波エネルギを変換し、N組の受信信号を形成するステップと、 前記N組の受信信号の各々に対してビーム形成を行い、その各々が前記走査線に沿って取得したデータを構成するN個の受信ベクトルを順次形成するステップと、 前記N個の受信ベクトルを発射の全体にわたってフィルタリングし、近距離音場の受信ベクトルを形成するステップであって、前記N個の受信ベクトルの第1の基本波信号成分を高域通過フィルタリングすなわち実質的に抑制すると共に、前記N個の受信ベクトルの高調波(又は低調波)信号成分を実質的に全域通過させるステップと、 前記第1の送信焦点位置と比べてより深い深度を有する走査線に沿った第2の送信焦点位置に焦点合わせされると共に、(N+1)番目の送信発射の間に第2の基本波周波数を有する音波エネルギを送信するステップと、 前記(N+1)番目の送信発射で送信されて物体から反射された音波エネルギを変換し、(N+1)番目の組の受信信号を形成するステップと、 前記(N+1)番目の組の受信信号に対してビーム形成を行い、前記走査線に沿って取得したデータを構成する(N+1)番目の受信ベクトルを形成するステップと、 前記(N+1)番目の受信ベクトルをフィタリングし、遠距離音場の受信ベクトルを形成するステップであって、前記(N+1)番目の受信ベクトルの第2の基本波信号成分を実質的に抑制すると共に、前記(N+1)番目の受信ベクトルの高調波(又は低調波)信号成分を実質的に全域通過させるステップと、 前記近距離及び遠距離音場の受信ベクトルを組み合わせて合成受信ベクトルを形成するステップと、 前記合成受信ベクトルの関数である画像を表示するステップと、を含む方法。
IPC (3件):
A61B 8/00 ,  G01N 29/22 501 ,  G01S 15/89
FI (3件):
A61B 8/00 ,  G01N 29/22 501 ,  G01S 15/89 B
Fターム (37件):
2G047AC13 ,  2G047BA03 ,  2G047BC13 ,  2G047CA01 ,  2G047DA02 ,  2G047EA05 ,  2G047EA07 ,  2G047EA09 ,  2G047GF04 ,  2G047GF06 ,  2G047GF31 ,  2G047GG17 ,  2G047GG34 ,  4C301AA01 ,  4C301CC01 ,  4C301EE06 ,  4C301EE07 ,  4C301EE10 ,  4C301HH01 ,  4C301HH11 ,  4C301HH46 ,  4C301HH48 ,  4C301JB29 ,  4C301JB38 ,  4C301JB46 ,  5J083AA02 ,  5J083AB17 ,  5J083AC29 ,  5J083AD13 ,  5J083AE10 ,  5J083BA01 ,  5J083BE38 ,  5J083BE49 ,  5J083BE50 ,  5J083BE53 ,  5J083BE58 ,  5J083CA12

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