特許
J-GLOBAL ID:200903034323124490

流体の流れの定量測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-047714
公開番号(公開出願番号):特開平6-121782
出願日: 1992年02月05日
公開日(公表日): 1994年05月06日
要約:
【要約】選ばれた導管内の流体の速度分布を作像すると共に定量的に測定する方法が、作像しようとするサンプルの核磁気共鳴の円柱状励振を用いた後、2番目の軸線に沿ってフーリエ速度符号化励振を行なって、流速に基づいて分子を選択的に符号化し、その後、円柱の軸線に沿って分解能を持たせる為、読取勾配の存在の下に収集された再放射信号データを感知し、速度分布を再生する。空間的な局在化は、スラブ形状ではなく、円柱状形状を持つ励振パルスを用いて行なわれる。この方法を周期的な流体流れに対する同期と組合せて、流れの動態を測定することが出来るし、又は同期なしに用いて、定常の流れを測定することが出来る。流れの感度及び幾何学的な分解能の方向が独立している点で、測定形式は融通性がある。
請求項(抜粋):
被検体の導管を通る流体の流れの定量測定方法に於て、(a)該被検体に均質な磁界を印加し、(b)該被検体の複数個の走査を実施して1組の走査デ-タを収集し、毎回の走査は、イ)被検体に円柱状の励振を印加し、ロ)測定しようとする流れの軸線に沿って流れ符号化磁界勾配パルスを印加することによって、被検体の励振された円柱状部分を流れ符号化し、該流れ符号化磁界勾配パルスは、最初の走査に対する正の最大値から最後の走査に対する負の最大値まで、又は最初の走査に対する負の最大値から最後の走査に対する正の最大値まで変化する予定の振幅を持つと共に、少なくとも1つの負のロ-ブ及び少なくとも1つの正のロ-ブを持ち、ハ)1組の走査デ-タを収集する為、前記被検体に第1の読取磁界勾配パルスを印加し、該第1の読取磁界勾配パルスに等しいか又はそれより大きい様な、振幅対時間曲線の下の面積を持つが、それとは反対の極性を有する第2の読取磁界勾配パルスを前記被検体に印加し、前記読取磁界勾配パルスの存在のもとに、所定の期間にわたり、前記被検体の励振された円柱状部分から再放射されたMR信号の大きさを感知し、流れ符号化磁界勾配パルスの対応する予定の振幅に関する、被検体によって再放射されたMR信号に関係する1組の走査デ-タを記憶する各工程を含み、更に、(c)流体の動きの輪郭を再生する為に前記走査デ-タの2次元フ-リエ変換を行ない、前記走査デ-タから前記導管の断面直径を決定し、該断面直径及び流体の流れの輪郭から流体の流れを計算することによって、前記走査デ-タを再生して流体の流れを決定する工程を含む流体の流れの定量測定方法。
IPC (3件):
A61B 5/055 ,  G01N 24/08 ,  G01P 13/00
FI (2件):
A61B 5/05 382 ,  G01N 24/00 D
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-141532

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