特許
J-GLOBAL ID:200903034355796733

ディジタル無線受信端末

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-090959
公開番号(公開出願番号):特開平8-288971
出願日: 1995年04月17日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【目的】 受信状態に応じてシンボルクロックの抽出方法やPLLのループフィルタの時定数を切り替えることにより、高速な同期を可能にするとと共に、受信波の遅延分散が大きい場合にも良好な復調特性が得られるようにする。【構成】 タイミング抽出回路62,63は、受信した位相変調信号のシンボルタイミングをそれぞれゼロクロスと3値クロスで検出し、タイミング検出切替回路64がそのいずれかを選択する。PLL65は時定数の異なる複数のループフィルタを有し、そのいずれかを選択して上記選択されたタイミングに同期したシンボルクロックを生成する。コントローラ10は、受信波の受信レベルと復号データ誤り率とに基づいて受信状態を判定し、例えば受信波の遅延分散が大きいと判定した場合には、タイミング検出回路62と時定数の大きなループフィルタが選択されるようにタイミング検出切替回路64およびPLL65を制御する。
請求項(抜粋):
1シンボル時間毎に送信されるシンボルの相互間の位相差によって情報を伝達する位相変調信号を受信するディジタル無線受信端末において、受信した位相変調信号とその1シンボル時間前に受信した位相変調信号との位相差を計測する位相差計測手段と、位相差計測手段が計測した位相差がゼロとなるタイミングを検出する第1のタイミング検出手段と、位相差計測手段が計測した位相差が予め定めた複数の値のいずれかになるタイミングを検出する第2のタイミング検出手段と、前記第1のタイミング検出手段が検出したタイミングと第2のタイミング検出手段が検出したタイミングのうちのいずれか一方を選択するタイミング検出切替手段と、タイミング検出切替手段が選択したタイミングに同期したクロックであるシンボルクロックを生成する位相同期ループと、前記シンボルクロックを用いて、前記受信した位相変調信号を復調した復調データを生成する復調手段と、前記受信した位相変調信号の強度を計測する信号強度計測手段と、前記復調データの誤り率を計測する誤り率計測手段と、前記信号強度計測手段で計測された強度が所定の強度より大きく、かつ前記誤り率計測手段で計測された誤り率が所定の誤り率よりも大きい場合に、前記タイミング検出切替手段に前記第1のタイミング検出手段が検出したタイミングを選択させ、他の場合に前記タイミング検出切替手段に前記第2のタイミング検出手段が検出したタイミングを選択させる制御手段とを備えたことを特徴とするディジタル無線受信端末。
IPC (2件):
H04L 27/22 ,  H04L 7/00
FI (2件):
H04L 27/22 C ,  H04L 7/00 F

前のページに戻る