特許
J-GLOBAL ID:200903034365062509

鉄道用電空ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-012695
公開番号(公開出願番号):特開平8-253150
出願日: 1996年01月29日
公開日(公表日): 1996年10月01日
要約:
【要約】【課題】 ディジタルコンピュータで信号を発生し、該信号を、固体リレーデバイスで、列車線で伝送するのに適した信頼性の高い電気信号に変換する電空ブレーキ装置を提供する。【解決手段】 現存のシステムにおいて用いられているマイクロスイッチ及び他の設備を不要にするためにコンピュータ(40)を用いる。各代替ブレーキシステム毎にコンピュータに対応のルーチンを設け、当該システムを具備する機関車又は車両(1)を他の車両からなる列車に連結する場合に選択されるルーチンを設けることにより、複数の異なった電空ブレーキシステムに対し両立性を確保する。従って、電空ブレーキ装置は、幾つかの異なった電空システムを装備した列車を、コンピュータにおけるソフトウエアを交換することにより駆動することができる。
請求項(抜粋):
複数個の連結された鉄道車両からなる列車に対するブレーキ作用を制御するための、工業規格の空気ブレーキシステムと両立する鉄道用電空ブレーキ装置において、(a) 前記各鉄道車両毎に設けられて該鉄道車両間で連結され全ての前記車両を連結する連続した空圧導管を構成し、前記各鉄道車両において局所ブレーキ管圧力を有する第1の空圧ブレーキ管路と、(b) 前記第1の空圧ブレーキ管に制御された調節可能な圧力を有する空気を供給するために前記鉄道車両の1つに設けられた圧縮機、貯蔵器、空気弁、空気逃し部及び調節可能な位置を有するブレーキ作用制御部材と、(c) ブレーキ作用のエネルギを蓄積するための複数個の空気タンクであって、その少なくとも1つが前記各鉄道車両に設けられ、前記列車の運転に先立って、前記第1の空圧ブレーキ管路を介し圧縮空気を込められ、ブレーキ作用が要求されない場合には、常に充分に込められた状態に留どまるように圧縮空気が再び込められる前記複数個の空気タンクと、(d) 前記鉄道車両の各々に設けられ、それぞれがブレーキシリンダに給気される圧縮空気に応答して少なくとも1つのブレーキシューに対しブレーキ力を加えるための相対的に可動の部分を有する前記ブレーキシリンダによりブレーキ作用を受ける複数個のブレーキと、(e) 前記各鉄道車両に設けられ、前記局所ブレーキ管圧力の減少に応答して、前記少なくとも1つの空気タンクから空気を少なくとも1つの前記ブレーキシリンダに給気して前記少なくとも1つのブレーキシューに制動力を加えるために前記各鉄道車両毎に設けられた複数個のブレーキシリンダ弁と、(f) 前記鉄道車両の全てを接続する少なくとも1つの電気通信ラインを形成するように前記鉄道車両間で接続され前記各鉄道車両に設けられた少なくとも1つの電気列車線と、(g) 前記鉄道車両のうちの第1の車両に配設され、前記ブレーキ作用制御部材の前記調節可能な位置を読み取り、該位置に応答する少なくとも1つの信号を発生するためのコンピュータと、(h) 前記ブレーキ作用制御部材の前記調節可能な位置に応答し前記少なくとも1つの信号に基づき前記少なくとも1つの電気列車線に少なくとも1つの電気信号を印加するための手段と、(i) 前記鉄道車両に配設されて、前記少なくとも1つの電気信号に応答し、前記鉄道用ブレーキ装置の性能を向上するように前記鉄道車両に設けられている複数個の空気弁を制御する手段と、を含む鉄道用電空ブレーキ装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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