特許
J-GLOBAL ID:200903034405920465

暗号演算装置とそれを用いた自動料金収集システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 芳紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-005775
公開番号(公開出願番号):特開2001-194992
出願日: 2000年01月06日
公開日(公表日): 2001年07月19日
要約:
【要約】【課題】 システム要求から定められた倍数のビット長とは独立に事前計算テーブルの要素の数を定められるようにして計算リソース配分が自由に行えるようにする。【解決手段】 倍数K(nビット)と要素の数wが与えられると、ビット拡張部2はnを下まわらない整数でかつwの倍数である最小の整数mを求め、m>nのときは倍数Kの上位に値“0”のビットを(m-n)個追加した拡張倍数K’を求める。そして事前計算テープル1には要素の数wに対して2W個の事前計算データを用意しておき、拡張倍数K’の係数から生成したアドレスでこのテーブルを参照して事前計算データを取り出し、演算部5でべき倍演算を行う。
請求項(抜粋):
有限体上の楕円曲線の点Gに与えられた正の整数Kを倍数として乗算するべき倍演算を実行するための暗号演算装置であって、ビット長nの倍数Kと要素の数wが与えられたとき、要素の数wがビット長nの約数であれば拡張ビット長mをnとし、かつ拡張倍数M(mビット長)を倍数Kとし、要素の数wがビット長nの約数でなければビット長nより大きい整数で要素の数wを約数としてもつ最小の整数を求めてその整数を拡張ビット長mとし、かつ拡張倍数M(mビット長)を倍数Kの上位側に値“0”のビットをm-n個付加した数とするビット拡張手段と、前記要素の数wと等しい個数の2進数fw-j(j=1〜w)をビット要素とするベクトルF=(fw-1、...、f0)と2(w-j)(n/w)(j=1〜w)を要素とするベクトルD=(2(w-1)(n/w)、...、20)との内積(F・D)をベクトルFの取りうる2w個のすべての値に対して算出し、さらにそれらと前記点Gとのべき倍演算を事前計算データとして予め算出し、それら事前計算データをベクトルFのビット列をアドレスとして格納した事前計算テーブルと、整数sを1からm/wまで順次1づつ変化させながら、前記拡張倍数Mを表すビット列をsビット左シフトして得たmビットの倍数Lから、その最上位ビットから始めてm/wビットおきのビットをw個とり出してベクトルCsとし、このベクトルCsをアドレスとして前記事前計算テーブルから対応する事前計算データEsを読み出すアドレス生成・読出し手段と、この手段により読出された前記事前計算データEsを用いてEs・2(m/w)-sをs=1からm/wまで1づつ変化させて加算することによりべき倍演算K・Gを算出する演算手段と、を備えたことを特徴とする暗号演算装置。
IPC (2件):
G09C 1/00 620 ,  G09C 1/00 640
FI (2件):
G09C 1/00 620 Z ,  G09C 1/00 640 B
Fターム (8件):
5J104AA09 ,  5J104AA25 ,  5J104JA25 ,  5J104LA03 ,  5J104LA06 ,  5J104NA16 ,  5J104NA20 ,  5J104PA11

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