特許
J-GLOBAL ID:200903034422836737

弁開閉時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-354917
公開番号(公開出願番号):特開2002-155714
出願日: 2000年11月21日
公開日(公表日): 2002年05月31日
要約:
【要約】【課題】ロック位置に設定されている中立位相保持機構の第1ロック部、相対回転規制機構の第2ロック部をそれぞれのリリース方向に良好に移動させるのに有利な弁開閉時期制御装置を提供する。【解決手段】弁開閉時期制御装置は、回転部材1と回転伝達部材2とベーン手段と中立位相保持機構4と相対回転規制機構6とをもつ。ロック部リリース手段は、ロック位置に設定されている中立位相保持機構4の第1ロック部42及び相対回転規制機構4の第2ロック部62をそれぞれのリリース位置に向けてリリース方向(矢印K21,K2’方向)に移動させる動作を、流体を流体圧室24に送って回転部材1及び回転伝達部材2を相対回転させる動作よりも優先させる。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフト及びカムシャフトのうちの一方と共に回転する回転部材と、前記内燃機関の前記クランクシャフト及び前記カムシャフトのうちの他方と共に回転すると共に、前記回転部材と相対回転可能に嵌合し、且つ、内燃機関の弁の開閉時期を遅らす遅角位相方向及び内燃機関の弁の開閉時期を進める進角位相方向に前記回転部材を相対回転可能とする回転伝達部材と、前記回転部材と前記回転伝達部材とで区画され流体が送給される流体圧室と、前記流体圧室を遅角室と進角室とに仕切るように前記回転部材及び前記回転伝達部材の一方に保持されたベーンとをもち、前記遅角室と前記進角室との間の差圧に基づいて前記回転部材及び前記回転伝達部材を周方向に相対回転させるベーン手段と、前記回転部材及び前記回転伝達部材のうちの一方に設けられた第1被係止部と、前記第1被係止部に係止するロック位置と前記第1被係止部から離脱するリリース位置とに切り替え可能に設けられた第1ロック部と、前記第1ロック部を前記ロック位置に向けて移動させる第1ロック部移動手段とをもち、前記回転部材及び前記回転伝達部材の相対位相が中立位相のときに、前記第1ロック部移動手段により前記第1ロック部を前記ロック位置に向けて付勢して前記第1被係止部に前記第1ロック部を係止させ、係止に伴い前記回転部材及び前記回転伝達部材の相対位相を中立位相に保持する中立位相保持機構と、前記回転部材及び前記回転伝達部材のうちの一方に設けられた第2被係止部と、前記第2被係止部に係止するロック位置と前記第2被係止部から離脱するリリース位置とに切り替え可能に設けられた第2ロック部と、前記第2ロック部を前記ロック位置に向けて移動させる第2ロック部移動手段とをもち、前記回転部材及び前記回転伝達部材の相対位相が中立位相から遅角位相方向へ変化することを、前記第2ロック部と前記第2被係止部との係止により規制可能な相対回転規制機構と、前記第1ロック部をこれのリリース位置に向けて移動させ前記第1ロック部と前記第1被係止部との係止を解除すると共に、前記第2ロック部をこれのリリース位置に向けて移動させ前記第2ロック部と前記第2被係止部との係止を解除するロック部リリース手段とを備え、前記回転部材及び前記回転伝達部材の相対位相により、前記クランクシャフトの回転位相に対する前記カムシャフトの回転位相を調整し、前記カムシャフトで駆動される内燃機関の弁の開閉時期を調整する弁開閉時期制御装置において、前記ロック部リリース手段は、前記ロック位置に設定されている前記中立位相保持機構の前記第1ロック部及び前記相対回転規制機構の前記第2ロック部をそれぞれの前記リリース位置に向けてリリース方向に移動させる動作を、流体を前記流体圧室に送って前記回転部材及び前記回転伝達部材を相対回転させる動作よりも優先させることを特徴とする弁開閉時期制御装置。
Fターム (13件):
3G018AB03 ,  3G018AB07 ,  3G018AB16 ,  3G018BA29 ,  3G018BA33 ,  3G018CA19 ,  3G018DA18 ,  3G018DA20 ,  3G018EA31 ,  3G018FA01 ,  3G018FA07 ,  3G018GA02 ,  3G018GA03

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