特許
J-GLOBAL ID:200903034438301019

極めて低い脂肪含量のマーガリンの製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-044802
公開番号(公開出願番号):特開平5-103589
出願日: 1992年03月02日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】【目的】 重量で15〜38%の脂肪含量を持つ、極めて低いカロリーのマーガリンの製法。【構成】 このマーガリンの水相は、液体内に溶解されたでんぷん、アロマつまり芳香物質、少量の味付け物質と保存料を含む。この水相はバッチ式あるいは連続的に、脂肪および/あるいは油から得られた脂肪相内に乳化され、少量の脂肪可溶アロマ物質および/あるいはビタミンを、重量で0.25〜2%添加して油中に水がある型の懸濁液を形成する。この懸濁液は低温殺菌、冷却、包装され、この水相に含まれたでんぷんは、第1工程においてでんぷんは酸-加水分解されて、溶液中のでんぷんの粘度が低下し、さらに必要に応じて第2工程において、官能基がでんぷん粒に入り、酸-加水分解されたでんぷんベースが安定化することにより、でんぷんは水相内で完全に溶け、加熱し冷却してもゲル化することはない。
請求項(抜粋):
最終製品で計算して重量で15〜38%の脂肪含量を有するので、アロマ成分を含むことのできる液体に溶解されるでんぷんを含み、最終的には味付成分と保存料を含む水相が乳化され、この乳化液はバッチ式あるいは連続的に、脂肪および/あるいは油と少量の乳化液と少量の脂肪可溶アロマ成分および(あるいは)ビタミンによって脂肪相内に含まれ、かくして油中水型の乳化液がそのまま形成され、この乳化液は低温殺菌され、冷却され、包装される、極めて低いカロリーのマーガリンの製法であって、水相内に含まれる該でんぷんは、第1工程で予備加熱され、この第1工程中において、酸が加水分解して溶液中のでんぷんの粘度が低下し、このでんぷんは本来的に安定な種類のものではなく、さらに第2工程において該でんぷんの分子には官能基が導入されて、該酸-加水分解されたでんぷんベースが安定し、かくしてでんぷんは水相中にて安全に可溶となり、ゲル化することなく熱処理でき、冷やすことのできることを特徴とする上記マーガリン製法。
IPC (2件):
A23D 7/02 500 ,  C08B 30/00

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