特許
J-GLOBAL ID:200903034448314780

サスペンション予見制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-318765
公開番号(公開出願番号):特開平8-175146
出願日: 1994年12月21日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【目的】 車体の低周波ピッチングを低下させ、乗員に不快感を感じさせないサスペンション制御装置を提供する。【構成】 前輪での路面凹凸が後輪に到達するまでの遅延時間τ(ステップS5)と前輪側のばね下運動速度XFL′,XFR′とに基づいて後輪側のばね下運動速度を予見し(ステップS7)、後輪予見制御力を算出する(ステップS8)。更に、前輪側のばね下運動速度をもとに前輪制御力を算出する(ステップS9)。そして、低周波ピッチング量が小さいときには前輪制御の制御ゲインを零に設定して(ステップS13)、後輪予見制御のみを行い、低周波ピッチング量が大きいときには前輪制御の制御ゲインを1に設定して(ステップS12)、後輪予見制御及び前輪制御を共に行い低周波ピッチングを低減させる。
請求項(抜粋):
車体側部材と各車輪と共に揺動する車輪側部材との間に介装され、それらの間のストロークを制御可能なアクチュエータと、前輪側のばね下運動速度を検出する前輪ばね下運動速度検出手段と、車両の前後方向速度を検出する車速検出手段と、前記前輪ばね下運動速度検出手段の検出値と前記車速検出手段の検出値とに基づいて後輪側でのばね下から車体に伝達される振動を抑制する後輪側制御指令値を算出し、後輪側の前記アクチュエータに前記後輪側制御指令値を出力すると共に、前記前輪ばね下運動速度検出手段の検出値に基づいて前輪側でのばね下から車体に伝達される振動を抑制する前輪側制御指令値を算出し、前輪側の前記アクチュエータに前記前輪側制御指令値を出力する制御手段とを備えたサスペンション予見制御装置において、車体に作用する低周波成分のピッチング量を検出するピッチング量検出手段と、該ピッチング量検出手段のピッチング量に応じて前記前輪側制御指令値を算出するための制御ゲインを変更する制御ゲイン変更手段と、を設けたことを特徴とするサスペンション予見制御装置。

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