特許
J-GLOBAL ID:200903034478738991

インテグリンαvβ3拮抗作用を有するメタ置換安息香酸誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉武 賢次 (外3名)
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2000007031
公開番号(公開出願番号):WO2001-027090
出願日: 2000年10月10日
公開日(公表日): 2001年04月19日
要約:
【要約】本発明は、下記式で示されるインテグリンαvβ3拮抗作用を有するメタ置換安息香酸誘導体、及びその製造のための中間体を提供する。下記の化合物は、心血管系疾患、血管新生に関連する疾患、脳血管疾患、癌およびその転移、免疫疾患、および骨疾患等の治療または予防に有用である。上記式中、Aは、二つの窒素を含む置換されてもよい単環または二環の複素環式基等を、Dは結合、>NR4、>CR5R6、-NR4-CR5R6-等を、XはCHまたはNを、R7〜R9は水酸基、アルキル基等を、Qは>C=0等を、Jは結合またはアルキレンを、R10は置換されていてもよい水酸基またはアミノ等を表す。
請求項(抜粋):
式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩もしくは溶媒和物。(上記式中、 Aは、二つの窒素原子を含む飽和または不飽和の5〜7員複素環式基(この複素環式基は他の飽和または不飽和の5〜7員炭素環または複素環と縮合して二環式基を形成していてもよく、この複素環式基および二環式基は、C1-6アルキル基(このC1-6アルキル基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、または水酸基により置換されていてもよい)、ハロゲン原子、またはアミノ基(このアミノ基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、またはアラルキル基により置換されていてもよい)により置換されていてもよい)を表すか、または 下記基:(上記基中、R1、R2、およびR3は、同一または異なっていてもよく、水素原子、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、またはアラルキル基を表し、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、およびアラルキル基は、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、または水酸基により置換されていてもよい)を表し、 Dは、結合、>NR4(R4は水素原子またはC1-6アルキル基(このC1-6アルキル基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、または水酸基により置換されていてもよい)を表す)、>CR5R6(R5およびR6はそれぞれ水素原子またはC1-6アルキル基(このC1-6アルキル基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、または水酸基により置換されていてもよい)を表す)、-O-、-S-、または-NR4-CR5R6-(R4、R5、およびR6は前記で定義された内容と同義である)を表し、 XはCHまたはNを表し、 R7は、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、チオール基、または酸素原子を表し、R7が表すC1-6アルキル基およびC1-6アルコキシ基は、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、水酸基、またはハロゲン原子により置換されていてもよく、R7が表すアミノ基は1または2個のC1-6アルキル基により置換されていてもよく、R7が表すチオール基はC1-4アルキル基またはフェニル基により置換されていてもよく、 R8は、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、またはチオール基を表し、R8が表すC1-6アルキル基およびC1-6アルコキシ基は、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、水酸基、またはハロゲン原子により置換されていてもよく、R8が表すアミノ基は1または2個のC1-6アルキル基により置換されていてもよく、R8が表すチオール基はC1-4アルキル基またはフェニル基により置換されていてもよく、 Qは、>C=O、>CHR13、または>CHOR13(R13は水素原子またはC1-6アルキル基を表す)を表し、 R9は、水素原子、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、またはアラルキル基を表し、このC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、およびアラルキル基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、または水酸基により置換されていてもよく、 Jは結合または炭素数1〜3個のアルキレン鎖を表し、このアルキレン鎖上の1つ以上の水素原子は、同一または異なっていてもよく、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、アラルキル基、水酸基、またはアミノ基により置換されていてもよく、これらC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、およびアラルキル基は、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、アミノ基、または水酸基により更に置換されていてもよく、水酸基およびアミノ基は、カルボキシル基、スルホニル基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基、C1-6アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニル基、-C(=O)-O-(CH2)u-R14(uは0〜4の整数を表し、R14は、飽和または不飽和の5〜7員炭素環式基または複素環式基を表し、この炭素環式基および複素環式基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェニル基(このフェニル基は前記炭素環式基または複素環式基と縮合していてもよい)、カルボキシル基、水酸基、ニトロ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、またはハロゲン原子により置換されていてもよい)、-C(=O)-R14(R14は前記と同様の内容を表す)、または-S(=O)2-(CH2)v-R14(vは0〜4の整数を表し、R14は前記と同様の内容を表す)により置換されていてもよく、 R10は、水素原子、水酸基、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、アラルキル基、またはアミノ基を表し、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、およびアラルキル基は、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、アミノ基、または水酸基により置換されていてもよく、水酸基およびアミノ基は、カルボキシル基、スルホニル基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基、C1-6アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニル基、-C(=O)-O-(CH2)u-R14(uは0〜4の整数を表し、R14は飽和または不飽和の5〜7員炭素環式基または複素環式基を表し、この炭素環式基および複素環式基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェニル基(このフェニル基は前記炭素環式基または複素環式基と縮合していてもよい)、カルボキシル基、水酸基、ニトロ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、またはハロゲン原子により置換されていてもよい)、-C(=O)-R14(R14は前記と同様の内容を表す)、または-S(=O)2-(CH2)v-R14(vは0〜4の整数を表し、R14は前記と同様の内容を表す)により置換されていてもよく、 R11は、水素原子、アラルキル基、またはC1-6アルキル基(このC1-6アルキル基はC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アラルキル基、アミノ基、または水酸基により置換されていてもよい)を表し、 mは、0〜5の整数を表し、 nは、0〜4の整数を表し、 pは、0〜3の整数を表し、 qは、0〜3の整数を表す。)
IPC (11件):
C07D239/42 ,  A61K 31/606 ,  A61P 7/02 ,  A61P 9/00 ,  A61P 19/00 ,  A61P 35/00 ,  C07C229/54 ,  C07D211/52 ,  C07D239/14 ,  C07D401/04 ,  C07D403/04
FI (11件):
C07D239/42 Z ,  A61K 31/606 ,  A61P 7/02 ,  A61P 9/00 ,  A61P 19/00 ,  A61P 35/00 ,  C07C229/54 ,  C07D211/52 ,  C07D239/14 ,  C07D401/04 ,  C07D403/04

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