特許
J-GLOBAL ID:200903034558810014

ピリミジン化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-591012
公開番号(公開出願番号):特表2002-533446
出願日: 1999年12月20日
公開日(公表日): 2002年10月08日
要約:
【要約】式(I)のピリミジン誘導体、またはその医薬的に許容できる塩もしくはインビボ加水分解性エステル[式中:R1は前記に定めた任意置換基であり;Rxは、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、メルカプト、カルボキシ、スルファモイル、ホルムアミド、ウレイドもしくはカルバモイル、または式(Ib)の基から選択され:A-B-C-は前記に定めたものであり;Q1およびQ2は独立してアリール、5-または6-員単環部分;および9-または10-員2環式複素環部分から選択され;Q1およびQ2のうち一方または両方は、置換可能な任意の炭素原子上に式(Ia)の置換基1個をもち、Q1およびQ2はさらに置換基をもつことができる]は、抗癌薬として有用である。それらの製造方法、およびそれらを含有する医薬組成物を記載する。【化1】
請求項(抜粋):
式(I)のピリミジン誘導体、またはその医薬的に許容できる塩もしくはインビボ加水分解性エステル:【化1】 式中: R1は、水素、C1-6アルキル[独立してハロ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、ジ-(C1-4アルキル)アミノ、ヒドロキシ、シアノ、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、カルバモイル、-NHCOC1-4アルキル、トリフルオロメチル、フェニルチオ、フェノキシ、ピリジル、モルホリノから選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい]、ベンジル、2-フェニルエチル、C3-5アルケニル[独立して、最高3個のハロ置換基、または1個のトリフルオロメチル置換基、または1個のフェニル置換基で置換されていてもよい]、N-フタルイミド-C1-4アルキル、C3-5アルキニル[1個のフェニル置換基で置換されていてもよい]、およびC3-6シクロアルキル-C1-6アルキルから選択され; ここで、R1中のフェニルまたはベンジル基は、独立して下記のものから選択される最高3個の置換基で置換されていてもよい:ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、C1-3アルキルアミノ、ジ-(C1-3アルキル)アミノ、シアノ、トリフルオロメチル、C1-3アルキル[独立してハロ、シアノ、アミノ、C1-3アルキルアミノ、ジ-(C1-3アルキル)アミノ、ヒドロキシおよびトリフルオロメチルから選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい]、C3-5アルケニル[独立して、最高3個のハロ置換基、または1個のトリフルオロメチル置換基で置換されていてもよい]、C3-5アルキニル、C1-3アルコキシ、メルカプト、C1-3アルキルチオ、カルボキシ、C1-3アルコキシカルボニル; Rxは、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、メルカプト、カルボキシ、スルファモイル、ホルムアミド、ウレイドもしくはカルバモイル、または式(Ib)の基: A-B-C- (Ib)から選択され; この式中: Aは、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-8シクロアルキル、フェニル、ヘテロサイクルまたはヘテロアリールであり、ここで、C1-6アルキル、C3-6アルケニルおよびC3-6アルキニルは、ハロ、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、メルカプト、カルボキシ、ホルムアミド、ウレイド、C1-3アルキルアミノ、ジ-(C1-3アルキル)アミノ、C1-3アルコキシ、トリフルオロメチル、C3-8シクロアルキル、フェニル、ヘテロサイクルまたはヘテロアリールから選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;フェニル、C3-8シクロアルキル、ヘテロサイクルまたはヘテロアリールは1個以上のハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、ホルムアミド、ウレイド、スルファモイル、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C1-4アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルカノイルオキシ、C1-4アルキルアミノ、ジ-(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルカノイルアミノ、N-C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニルおよびC1-4アルコキシカルボニルで置換されていてもよく; Bは、-O-、-S-、-C(O)-、-NH-、-N(C1-4アルキル)-、-C(O)NH-、-C(O)N(C1-4アルキル)-、-NHC(O)-、-N(C1-4アルキル)C(O)-であるか、あるいはBは直接結合であり; Cは、C1-4アルキレンまたは直接結合であり; Q1およびQ2は、独立してアリール、5-または6-員単環部分(環炭素原子を介して結合し、独立して窒素、酸素および硫黄から選択される1〜3個の異種原子を含む);および9-または10-員2環式複素環部分(環炭素原子を介して結合し、1または2個の窒素原子を含み、さらに窒素、酸素および硫黄から選択される1または2個の異種原子を含んでもよい)から選択され; Q1およびQ2のうち一方または両方は、置換可能な任意の炭素原子上に式(Ia)の置換基1個をもち、Q2は置換可能な任意の炭素原子上にさらに式(Ia)の置換基をもつことができ:【化2】[ただし、Q1中に存在する場合、式(Ia)の置換基は-NH-結合に隣接しない]; この式中: Xは、-CH2-、-O-、-NH-、-NRy-または-S-であり[ここでRyはC1-4アルキルであり、これはハロ、アミノ、シアノ、C1-4アルコキシまたはヒドロキシから選択される1個の置換基で置換されていてもよい]; Y1は、H、C1-4アルキルまたはZに関して定めたものであり; Y2は、HまたはC1-4アルキルであり; Zは、RaO-、RbRcN-、RdS-、ReRfNNRg-、窒素結合ヘテロアリールまたは窒素結合ヘテロサイクル[ヘテロサイクルは環炭素または環窒素上においてC1-4アルキルまたはC1-4アルカノイルで置換されていてもよい]であり、これらにおいて、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、RfおよびRgは、独立して水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C3-8シクロアルキルから選択され、これらにおいてC1-4アルキルおよびC2-4アルケニルは1個以上のフェニルで置換されていてもよく; nは1、2または3であり; mは1、2または3であり; Q1は、置換可能な任意の炭素原子上に、独立して下記のものから選択される最高4個の置換基をもつことができ:ハロ、チオ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C2-4アルケニル[最高3個のハロ置換基、または1個のトリフルオロメチル置換基で置換されていてもよい]、C2-4アルキニル、C1-5アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-3アルキル、フルオロ-C1-4アルキル、アミノ-C1-3アルキル、C1-4アルキルアミノ-C1-3アルキル、ジ-(C1-4アルキル)アミノ-C1-3アルキル、シアノ-C1-4アルキル、C2-4アルカノイルオキシ-C1-4アルキル、C1-4アルコキシ-C1-3アルキル、カルボキシ-C1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル-C1-4アルキル、カルバモイル-C1-4アルキル、N-C1-4アルキルカルバモイル-C1-4アルキル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル-C1-4アルキル、ピロリジン-1-イル-C1-3アルキル、ピペリジノ-C1-3アルキル、ピペラジン-1-イル-C1-3アルキル、モルホリノ-C1-3アルキル、チオモルホリノ-C1-3アルキル、イミダゾ-1-イル-C1-3アルキル、ピペラジン-1-イル、モルホリノ、チオモルホリノ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、ヒドロキシ-C2-4アルキルチオ、ヒドロキシ-C2-4アルキルスルフィニル、ヒドロキシ-C2-4アルキルスルホニル、ウレイド、N’-(C1-4アルキル)ウレイド、N’,N’-ジ-(C1-4アルキル)ウレイド、N’-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、N’,N’-ジ-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、カルバモイル、N-(C1-4アルキル)カルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、アミノ、C1-4アルキルアミノ、ジ-(C1-4アルキル)アミノ、C2-4アルカノイルアミノ、スルファモイル、N-(C1-4アルキル)スルファモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)スルファモイル; Q1は、同様に独立して、または適切な場合は前記置換基のほかに、置換可能な任意の炭素原子上に、独立してC3-8シクロアルキル、フェニル-C1-4アルキル、フェニル-C1-4アルコキシ、フェニルチオ、フェニル、ナフチル、ベンゾイル、ベンゾイミダゾール-2-イル、フェノキシ、および5-または6-員芳香族複素環(環炭素原子を介して結合し、独立して酸素、硫黄および窒素から選択される1〜3個の異種原子を含む)から選択される最高2個の他の置換基をもつことができ;これらのナフチル、フェニル、ベンゾイル、フェノキシ、5-または6-員芳香族複素環式置換基、ならびにフェニル-C1-4アルキル、フェニルチオおよびフェニル-C1-4アルコキシ置換基中のフェニル基は、独立してハロ、C1-4アルキルおよびC1-4アルコキシから選択される最高5個の置換基をもつことができ; Q2は、置換可能な任意の炭素原子上に、独立して下記のものから選択される最高4個の置換基をもつことができ:ハロ、ヒドロキシ、チオ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C2-4アルケニル[最高3個のハロ置換基、または1個のトリフルオロメチル置換基で置換されていてもよい]、C2-4アルキニル、C1-5アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-3アルキル、フルオロ-C1-4アルキル、アミノ-C1-3アルキル、C1-4アルキルアミノ-C1-3アルキル、ジ-(C1-4アルキル)アミノ-C1-3アルキル、シアノ-C1-4アルキル、C2-4アルカノイルオキシ-C1-4アルキル、C1-4アルコキシ-C1-3アルキル、カルボキシ-C1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル-C1-4アルキル、カルバモイル-C1-4アルキル、N-C1-4アルキルカルバモイル-C1-4アルキル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル-C1-4アルキル、ピロリジン-1-イル-C1-3アルキル、ピペリジノ-C1-3アルキル、ピペラジン-1-イル-C1-3アルキル、モルホリノ-C1-3アルキル、チオモルホリノ-C1-3アルキル、イミダゾ-1-イル-C1-3アルキル、ピペラジン-1-イル、モルホリノ、チオモルホリノ、C1-4アルコキシ、シアノ-C1-4アルコキシ、カルバモイル-C1-4アルコキシ、N-C1-4アルキルカルバモイル-C1-4アルコキシ、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル-C1-4アルコキシ、2-アミノエトキシ、2-C1-4アルキルアミノエトキシ、2-ジ-(C1-4アルキル)アミノエトキシ、C1-4アルコキシカルボニル-C1-4アルコキシ、ハロ-C1-4アルコキシ、2-ヒドロキシエトキシ、C2-4アルカノイルオキシ-C2-4アルコキシ、2-C1-4アルコキシエトキシ、カルボキシ-C1-4アルコキシ、2-ピロリジン-1-イル-エトキシ、2-ピペリジノ-エトキシ、2-ピペラジン-1-イル-エトキシ、2-モルホリノ-エトキシ、2-チオモルホリノ-エトキシ、2-イミダゾ-1-イル-エトキシ、C3-5アルケニルオキシ、C3-5アルキニルオキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、ヒドロキシ-C2-4アルキルチオ、ヒドロキシ-C2-4アルキルスルフィニル、ヒドロキシ-C2-4アルキルスルホニル、ウレイド、N’-(C1-4アルキル)ウレイド、N’,N’-ジ-(C1-4アルキル)ウレイド、N’-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、N’,N’-ジ-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、カルバモイル、N-(C1-4アルキル)カルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、アミノ、C1-4アルキルアミノ、ジ-(C1-4アルキル)アミノ、C2-4アルカノイルアミノ、スルファモイル、N-(C1-4アルキル)スルファモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)スルファモイル; Q2は、同様に独立して、または適切な場合は前記置換基のほかに、置換可能な任意の炭素原子上に、独立してC3-8シクロアルキル、フェニル-C1-4アルキル、フェニル-C1-4アルコキシ、フェニルチオ、フェニル、ナフチル、ベンゾイル、フェノキシ、ベンゾイミダゾール-2-イル、および5-または6-員芳香族複素環(環炭素原子を介して結合し、独立して酸素、硫黄および窒素から選択される1〜3個の異種原子を含む)から選択される最高2個の他の置換基をもつことができ;これらのナフチル、フェニル、ベンゾイル、フェノキシ、5-または6-員芳香族複素環式置換基、ならびにフェニル-C1-4アルキル、フェニルチオおよびフェニル-C1-4アルコキシ置換基中のフェニル基は、独立してハロ、C1-4アルキルおよびC1-4アルコキシから選択される1または2個の置換基をもつことができる。
IPC (19件):
C07D239/48 ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 9/10 ,  A61P 17/06 ,  A61P 19/00 ,  A61P 19/02 ,  A61P 25/00 ,  A61P 27/02 ,  A61P 29/00 ,  A61P 29/00 101 ,  A61P 35/00 ,  A61P 37/06 ,  C07D239/50 ,  C07D401/12 ,  C07D403/12 ,  C07D409/12 ,  C07D413/12 ,  C07D417/12
FI (19件):
C07D239/48 ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 9/10 ,  A61P 17/06 ,  A61P 19/00 ,  A61P 19/02 ,  A61P 25/00 ,  A61P 27/02 ,  A61P 29/00 ,  A61P 29/00 101 ,  A61P 35/00 ,  A61P 37/06 ,  C07D239/50 ,  C07D401/12 ,  C07D403/12 ,  C07D409/12 ,  C07D413/12 ,  C07D417/12
Fターム (34件):
4C063AA01 ,  4C063BB08 ,  4C063BB09 ,  4C063CC31 ,  4C063CC47 ,  4C063CC51 ,  4C063CC62 ,  4C063CC94 ,  4C063DD12 ,  4C063DD14 ,  4C063DD26 ,  4C063DD31 ,  4C063EE01 ,  4C086AA01 ,  4C086AA03 ,  4C086BB03 ,  4C086BC05 ,  4C086BC17 ,  4C086BC28 ,  4C086BC36 ,  4C086BC38 ,  4C086BC42 ,  4C086BC62 ,  4C086BC67 ,  4C086BC82 ,  4C086GA10 ,  4C086NA14 ,  4C086ZA01 ,  4C086ZA45 ,  4C086ZA89 ,  4C086ZA96 ,  4C086ZB08 ,  4C086ZB15 ,  4C086ZB26
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • ピリミジン化合物
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2000-567515   出願人:アストラゼネカ・アクチエボラーグ

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