特許
J-GLOBAL ID:200903034572959500

電気機械スプリングおよびその有効ばね定数変化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-277087
公開番号(公開出願番号):特開平6-207640
出願日: 1993年11月05日
公開日(公表日): 1994年07月26日
要約:
【要約】【目的】 電気的に変化できる有効なばね率を有する改良型電気機械スプリング、その動作方法、およびこのようなスプリングを組み込んだマススプリングシステムを提供する。【構成】 電気機械スプリング45は組立筒状体46、48、49、及びその上に載置され一対の対向するけん引第1、第2空隙G1 、G2 の長さを変えるように移動するアーマチュア52、空隙G1 、G2 に極性を与えるよう配置された第1、第2の磁石50、51、アーマチュア52を付勢して組立筒状体46、48、49に対する中心合せ位置へ向って移動させる機械的スプリング58、電流が供給されて空隙G1 、G2 内にコイル磁束を発生する第1、第2のコイル53、54、およびアーマチュア52が所定位置にある時に第1、第2のコイル53、54へ電流を供給して第1、第2の磁束に寄与する磁力の差に影響を与えずに空隙G1 、G2 内の磁束を変化させる制御回路を有し、電気機械スプリング45の有効ばね率を電流の関数として変化させる。
請求項(抜粋):
電気的に変化できる実効ばね定数を有する電気機械スプリングであって、本体と、前記本体上に載置され、移動線に沿って前記本体に対して移動できるアーマチュアと、空隙長の和が一定となるように前記移動線に沿って前記本体とアーマチュア間に配置された対向する第1および第2の可変長けん引空隙と、前記第1の空隙内に第1の磁束を発生するように配置された第1の磁石と、前記第2の空隙内に第2の磁束を発生するように配置された第2の磁石であって、前記第1および第2の磁束によりそれぞれ前記第1および第2の空隙内に対抗する力を生成する第2の磁石と、前記本体とアーマチュア間に作用して前記アーマチュアを前記本体に対して所定の位置へ向けて移動させるように付勢する機械的スプリングであって、前記空隙およびその中の磁束により磁気スプリングが画定されて前記電気機械スプリングの実効ばね定数が前記機械および磁気スプリングのばね定数の代数和に等しくなるような機械スプリングと、第1の電流が供給されると前記第1の空隙内に第1のコイル磁束を発生するように配置された第1のコイルと、第2の電流を供給されると前記第2の空隙内に第2のコイル磁束を発生するように配置された第2のコイルと、前記アーマチュアが前記所定の位置にある時に、前記第1および第2の磁束による磁力の差に影響を及ぼすことなく前記第1および第2の空隙内の正味の磁束を変化させるような大きさおよび極性の第1および第2の電流を、それぞれ前記第1および第2のコイルへ供給する制御回路と、を具備し、前記電気機械スプリングの実効ばね定数を前記第1および第2の電流の関数として変化させることができる電気機械スプリング。

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