特許
J-GLOBAL ID:200903034614698214

2衛星を用いた単一周波数のGPS受信機に対するイオン層修正法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-106604
公開番号(公開出願番号):特開2000-310674
出願日: 2000年04月07日
公開日(公表日): 2000年11月07日
要約:
【要約】【課題】 単一周波数による受信機では、イオン層干渉を修正するためのモデルを適用できない。【解決手段】 地球表面上の物体の幾何学的位置を決定するための単一周波数によるGPS周波数受信機を採用するシステムでのイオン層修正のためのシステムおよび方法を開示する。その受信機は、少なくとも第1および第2のGPS衛星からGPS周波数L1で送信される信号を受信し、その第1および第2の衛星は、受信機に対して個々に軌道位置を持ち、そのために個々の衛星により送信され、かつ受信機により受信される信号に対するイオン層干渉に寄与するトータルエレクトロンカウント(TEC)をほぼ同一にしている。2つの衛星の受信機への測定された距離は、実際の信号伝送時間に基づき決定される。個々の衛星の距離は、各衛星からの干渉に対するTEC寄与がほぼ等しいという仮定に基づき演算される。
請求項(抜粋):
地球表面上の受信機の幾何学的位置を決定するために単一の衛星送信方法であり、公知の軌道位置を持つ第1の衛星からの公知の周波数で送信される第1の信号を受信し、公知の軌道位置を持つ第2の衛星からの同一の周波数で送信される第2の信号を受信し、第1および第2の信号の少なくとも一方の送信時刻に基づく、受信機からのぞれぞれの第1および第2の衛星の測定された距離λ1およびλ2を計算し、下式に従い、測定されたλ1およびλ2に基づく、受信機からのそれぞれの第1および第2の衛星の実際の距離ρ1およびρ2を計算することを特徴とする方法。【数a】数式ここで、φは受信機から第1の衛星へ向かう第1のベクトルと、受信機から第2の衛星へ向かう第2のベクトルとの間に形成される角度で、それぞれの第1および第2のベクトルは、測定された距離λ1およびλ2により決定であり、ρ1-2は測定された距離λ1およびλ2により決定された第1および第2の衛星間の距離であり、また、F1ppおよびF2ppは、第1および第2のそれぞれの衛星が受信機の幾何学的位置における地球表面となすそれぞれの角度φ1およびφ2に基づく、第1および第2の衛星に対する傾斜ファクターである。【数b】数式ここで、Rcは地球の半径、Hrは地球表面を被っているイオン層における最大電子密度の高さである。

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