特許

J-GLOBAL ID：200903034636143089

高温強度特性に優れる鉄骨建築用鋼材の製造方法

発明者： 鎌田 芳彦
出願人/特許権者： 住友金属工業株式会社
代理人 (1件)： 穂上 照忠
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-329103
公開番号（公開出願番号）：特開平5-163524
出願日： 1991年12月12日
公開日（公表日）： 1993年06月29日
要約：

【要約】【目的】高温での強度に優れ、溶接性にも優れた鉄骨建築用鋼材の製造。【構成】C:0.03〜0.15%、Si:0.05〜0.90%、Mn:0.30〜2.00%、Mo:0.05〜0.60%、sol.Al:0.005 〜0.1 %を含有し、残部はFeと不可避不純物からなり、かつ下記?@で表されるMo* が 0.4以上で、下記?A式で表されるPCMが0.25以下である鋼を素材とし、1000〜1250°Cで加熱し、再結晶温度域で30%以上の圧延を行い、圧延材の表面温度が下記?B式で表される Ar3変態点以上である温度域で圧延を終了し、その後空冷してフェライトとパーライトの混合組織とする。 Mo* (%) =Mo+1.5 C+(0.8+3Mo) V ・・・?@ PCM (%) =C+(Si/30) +(Mn/20) +(Cu/20) +(Ni/60) +(Cr/20) +(Mo/15) + (V/10)+5B ・・・?A Ar3(°C) = 910- 310C-80Mn-20Cu-55Ni+0.35(t-8) ・・・?B式中の元素記号はその含有量 (重量%) を表し、?B式のtは を表す。素材鋼はV、Cr、Cu、Ni、TiおよびB中から選ばれた1種以上の成分を含有していてもよい。

請求項（抜粋）：

重量%で、C:0.03〜0.15%、Si:0.05〜0.90%、Mn:0.30〜2.00%、Mo:0.05〜0.60%、sol.Al:0.005 〜0.1 %を含有し、残部はFeと不可避不純物からなり、かつ下記?@で表されるMo* が 0.4%以上で、下記?A式で表されるPCMが0.25%以下である鋼を、1000〜1250°Cで加熱し、再結晶温度域で30%以上の圧延を行い、圧延材の表面温度が下記?B式で表される Ar3変態点以上である温度域で圧延を終了し、その後空冷してフェライトとパーライトの混合組織となすことを特徴とする高温強度特性に優れる鉄骨建築用鋼材の製造方法。 Mo* (%)=Mo+1.5 C ・・・?@ PCM (%) =C+(Si/30) +(Mn/20) +(Mo/15) ・・・?A Ar3(°C) =910 -310 C-80Mn+0.35(t-8) ・・・?B 式中の元素記号はその含有量 (重量%) を表し、?B式のtは板厚(mm)を表す。

IPC (3件)：

C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/12