特許
J-GLOBAL ID:200903034731925094

自動変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-086627
公開番号(公開出願番号):特開平10-281239
出願日: 1997年04月04日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】特定のスラストベアリングに作用するスラスト力を軽減し、かつシールリングの数を削減して、自動変速機のコンパクト化と機械効率の向上とを図る。【解決手段】前進の変速段のとき歯車組で発生する後方へのスラスト力が入力軸2を介してスラストベアリング25で支持される。また、前進最高速段以外の低速段で係合するクラッチC1の油圧サーボ32に、高圧の作動油が入力軸2の後端部2aの軸方向孔31と径方向孔34とを通して導入される。前進低速段では、作動油の高圧の油圧が入力軸2の後端面2dに作用するので、入力軸2にはこの油圧による力が後方へのスラスト力に常に対向して作用し、ベアリング25が支持するスラスト力が、油圧による力の分軽減される。また、入力軸2の軸方向孔31と径方向孔34とで作動油を導入するので、1本のシールリング36で済む。これで、自動変速機Aのコンパクト化および機械効率の向上が図れる。
請求項(抜粋):
はすば歯車を有する一組以上の歯車組と、作動油の給排により係合または解放することにより、前記歯車組のいずれかの構成要素への入力軸からの入力トルクの伝達を制御するかまたは前記歯車組のいずれかの構成要素の固定部材への固定を制御する一以上の摩擦係合要素と、前記入力軸の内部に設けられ、前記摩擦係合要素に対して作動油を給排するための油路と、前記入力トルクの伝達時に前記入力軸に作用するスラスト力を支持するスラストベアリングとを備えている自動変速機において、作動油が前記油路を通じて前記摩擦係合要素へ供給されたとき、この作動油の油圧が前記入力軸に作用することによりこの入力軸に発生する力の方向が、前記入力トルクの伝達時に前記入力軸に作用するスラスト力の方向と対向するように設定されていることを特徴とする自動変速機。
IPC (2件):
F16H 3/44 ,  F16H 57/02 501
FI (2件):
F16H 3/44 Z ,  F16H 57/02 501 D
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭61-136023
  • 特開昭61-286621
  • 特開平3-157553
審査官引用 (4件)
  • 特開昭61-136023
  • 特開平3-157553
  • 特開昭61-286621
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