特許
J-GLOBAL ID:200903034738209475

トラクターにおける作業機連結用の自動ロツク機構とそのための回動フツク

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 賢二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-259783
公開番号(公開出願番号):特開平5-068403
出願日: 1991年09月11日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】【目的】作業機側のロワーピンを固定ロツクする回動フツクを、そのロワーピンの解除方向へ不慮に戻り回動しないように強化し、しかもその人為的な解除操作を円滑に行なえるようにする。【構成】ロワーピン(29)を固定ロツクする回動フツク(31)を側面視の嘴型として、その下顎(35)の張り出し基端部においてロワーピン(29)の円弧運動軌跡(x-x)上へ軸支させると共に、その回動フツク(31)における回動支点(b)とこれより下方に位置する固定ピン(39)とを直線的に結ぶ思案点(y-y)よりも後下方へ一定量(W1)だけ偏倚する上顎(34)の張り出し基端部と、上記固定ピン(39)との上下相互間に亘って引張りコイルバネ(32)を連繋張架することにより、その回動フツク(31)を常時ロワーピン(29)の固定ロツク方向へ弾圧付勢した。
請求項(抜粋):
トラクター機体(T)に搭載の油圧シリンダー装置によって昇降作動される3点リンク機構(L)の後端部へ、正面視の全体的なほぼ倒立V字型をなす作業機連結用ヒツチ枠(15)を取付け、そのヒツチ枠(15)の上部中央に、作業機(I)側のトツプピン受け入れ凹溝(23)を備えたトツプハンガーフツク(19)を付属一体化させる一方、同じくヒツチ枠(15)の下部両端に、作業機(I)側のロワーピン受け入れ凹溝(30)を備えたロワーハンガーフツク(25)を各々付属一体化させて、上記トツプハンガーフツク(19)のトツプピン受け入れ凹溝(23)内へ、作業機(I)側のトツプピン(22)を係脱自在に掬い入れ係止させた上、作業機(I)を吊り上げることにより、そのトツプピン(22)を回動支点(a)とする一定な半径(r)の円弧運動軌跡(x-x)に沿って、前方へ引き寄せられることとなる作業機(I)側のロワーピン(29)を、上記ロワーハンガーフツク(25)のロワーピン受け入れ凹溝(30)内へ係脱自在に受け入れ係止させると共に、そのロワーピン(29)の係止状態を、上記ロワーハンガーフツク(25)へ水平軸線廻りの回動自在に軸支された回動フツク(31)により、上方から拘束する如く固定ロツクできるように定めたトラクターの作業機連結装置において、上記回動フツク(31)を側面視の全体的な嘴型として、その上顎(34)と下顎(35)との相互間に後向き開口するロワーピン受け入れ切欠(36)を区成し、その下顎(35)の張り出し基端部において、回動フツク(31)を上記ロワーピン(29)の円弧運動軌跡(x-x)上へ軸支させる一方、その回動フツク(31)の回動支点(b)よりも下方に位置する固定ピン(39)を、上記ロワーハンガーフツク(25)に貫通横断させて、上記回動フツク(31)における回動支点(b)と固定ピン(39)とを直線的に結ぶ思案点(y-y)よりも後下方へ一定量(W1)だけ偏倚する上顎(34)の張り出し基端部と、上記固定ピン(39)との上下相互間に亘って引張りコイルバネ(32)を連繋張架することにより、その回動フツク(31)を常時ロワーピン(29)の固定ロツク方向へ弾圧付勢すると共に、その回動フツク(31)によるロワーピン(29)の固定ロツク状態において、そのロワーピン(29)に後方への抜け力が作用するも、回動フツク(31)が上記思案点(y-y)を越えて前上方へ引き起されぬように設定したことを特徴とするトラクターにおける作業機連結用の自動ロツク機構。

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