特許

J-GLOBAL ID：200903034755678470

車両用ワイパ制御ユニット

発明者： 市川 隆文
出願人/特許権者： 株式会社東海理化電機製作所
代理人 (1件)： 佐藤 強
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-132825
公開番号（公開出願番号）：特開平7-329726
出願日： 1994年06月15日
公開日（公表日）： 1995年12月19日
要約：

【要約】【目的】 可変抵抗による間欠払拭周期調節機能を備えた既存の車両用ワイパ制御装置に対して、その間欠払拭周期に車速情報を反映させる機能を既存機能をそのまま生かしながら極めて簡単に付加できるようにすること。【構成】 第1の信号発生手段34は、ワイパスイッチ11が間欠モード位置INTに切換えられた状態では、間欠払拭周期決定用の時定数回路15の機能を無効化すると共に、モード選択信号Smを出力する。第2の信号発生手段39は、ウオッシャスイッチ23のオン時にオン信号Sonを出力する。CPU50は、モード選択信号Smが与えられた状態では、オン信号Sonが一定時間(1秒)内に2回入力された時点から再入力されるまでの時間を計測し、その計測時間を間欠払拭動作用の基準インターバル時間として決定し、車速センサ6による検知車速が早い場合ほど基準インターバル時間を短縮するという補正制御を行う。

請求項（抜粋）：

ワイパモータの通電路を形成した動作状態とその通電路を遮断した動作停止状態とに切換えられるスイッチング要素と、このスイッチング要素の動作に応じてワイパモータの通電路が一旦形成された後には、上記スイッチング要素が動作停止された後においてもワイパが所定の待機位置へ戻るまでの期間はワイパモータの通電路を当該スイッチング要素を介して形成した状態を保持する定位置停止スイッチと、ワイパスイッチにより間欠払拭モードが選択された状態において前記スイッチング要素の動作周期を決定するための可変抵抗を含んで成る時定数回路と、オン操作に応じてウオッシャポンプモータの通電路を形成するモーメンタリ形のウオッシャスイッチとを備えた車両用ワイパ制御装置に対し、ワイパの間欠払拭周期に車速情報を反映させる機能を増やすために追加接続される車両用ワイパ制御ユニットにおいて、前記ワイパスイッチにより間欠払拭モードが選択された状態時にモード選択信号を出力すると共に、前記スイッチング要素の動作を禁止して前記時定数回路を無効化する第1の信号発生手段と、前記ウオッシャスイッチに接続され、そのウオッシャスイッチのオン時にオン信号を出力する第2の信号発生手段と、前記定位置停止スイッチ及び動作停止状態にある前記スイッチング要素を介した前記ワイパモータへの通電路に介在され、動作状態で当該通電路を遮断して上記スイッチング要素を介したワイパモータの通電路を形成する補助スイッチング要素と、前記ワイパモータの断電状態では、前記第2の信号発生手段からオン信号が出力されるのに応じて前記補助スイッチング要素を短時間だけ動作させ、その動作後に上記オン信号が再入力されるまでの時間を計測した時間を基準インターバル時間として決定すると共に、第1の信号発生手段からモード選択信号が出力された状態で当該基準インターバル時間に基づいて前記補助スイッチング要素を間欠的に動作させる制御手段と、車速を検知するための車速検知手段からの車速信号を受けるように接続され、その車速信号により示される車速が早い場合ほど前記基準払拭周期を短縮する補正手段とを備えたことを特徴とする車両用ワイパ制御ユニット。