特許
J-GLOBAL ID:200903034857397662

過酸化水素水溶液の精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-355392
公開番号(公開出願番号):特開平5-147906
出願日: 1991年11月26日
公開日(公表日): 1993年06月15日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】アンスラキノン類の酸化・還元法によって過酸化水素を生成させる方法(所謂アンスラキノン法)によって調製された反応液を水抽出して得られる『リン酸等を比較的多量に含有する過酸化水素水溶液』を、活性アルミナ粒子と接触させて、前記過酸化水素水溶液からリン酸成分を除去する方法。【構成】リン酸成分が多量に吸着してリン酸成分の除去性能が低下した活性アルミナ粒子を(充填塔内で)無機塩基水溶液と特定の条件で接触させてリン酸成分を溶出させて該粒子から除去し、さらに、該活性アルミナ粒子を(該充填塔内で)低濃度の無機酸水溶液と接触させて無機塩基成分を該粒子から除去し、活性アルミナ粒子を再生し、その再生された活性アルミナ粒子を過酸化水素水溶液中のリン酸成分の除去に再利用する過酸化水素水溶液の精製方法。
請求項(抜粋):
アンスラキノン類の酸化・還元法によって過酸化水素を生成させた反応液を水抽出して得られるリン酸成分を含有する過酸化水素水溶液を、活性アルミナ粒子と接触させて、該過酸化水素水溶液からリン酸成分を活性アルミナ粒子へ吸着させて除去する方法において、アルミナ成分をAl2O3として90%以上含有しており、しかも、比表面積が100〜600m2/gである活性アルミナ粒子を使用して、前記過酸化水素水溶液を0〜50°Cで6〜500分間該活性アルミナ粒子と接触させて、該過酸化水素水溶液からリン酸成分を除去し、リン酸成分が多量に付着してリン酸成分の除去性能が低下した該活性アルミナ粒子を無機塩基水溶液と接触させてリン酸成分を溶出させて該粒子から除去し、次いで、該活性アルミナ粒子を5重量%以下の無機酸水溶液と接触させて無機塩基成分を該粒子から除去し、必要であれば水洗することによって活性アルミナ粒子を再生し、そして、前述の過酸化水素生成の反応液の水抽出によって得られたリン酸成分を含有する過酸化水素水溶液からリン酸成分を活性アルミナ粒子によって除去する際に、前述の再生された活性アルミナ粒子を再使用することを特徴とする過酸化水素水溶液の精製方法。
IPC (2件):
C01B 15/023 ,  B01D 15/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭48-041158
  • 特公昭56-043780

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