特許
J-GLOBAL ID:200903034860337050

アンチロック液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-188380
公開番号(公開出願番号):特開平8-053056
出願日: 1994年08月10日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】 アンチロック液圧制御装置におけるアンチロック作用時に、ポンプ作動による液圧脈動がマスタシリンダ側へ伝播するのを防止して、静粛な作動音と良好なブレーキペダルフィーリングの実現を可能とすることを目的とする。【構成】 マスタシリンダ2と車輪ブレーキ3を連通する主流路L1の途中に設けた調圧弁4と車輪ブレーキ3の間で分岐してポンプ7の吸入口に通じる減圧路L2に排出弁5とリザーバ6を設け、ポンプ7の吐出口と主流路L1のマスタシリンダ側に通じる環流路L3と主流路L1のマスタシリンダ側とに制振室9A、9Bを設けるとともに、この各制振室9A、9Bに制振作用を行わせる制振制御装置12を設ける。
請求項(抜粋):
ブレーキペダルに加えられた操作入力で駆動されて圧力を発生するマスタシリンダと、車輪ブレーキとを連通する主流路に、上記車輪ブレーキに加えるブレーキ液圧を調整する調圧弁を設け、この調圧弁と上記車輪ブレーキとの間で主流路から分岐する減圧路に、上記車輪ブレーキからブレーキ液を排出する排出弁を設け、この排出弁から排出したブレーキ液を一時的に貯めるリザーバと、このリザーバ中のブレーキ液を吸入加圧するポンプと、このポンプで加圧したブレーキ液を上記マスタシリンダと上記調圧弁との間の主流路に導入する環流路と、車輪挙動に応じて上記調圧弁と上記ポンプを駆動する電子制御装置とを備えたアンチロック液圧制御装置において、環流路と主流路の合流点と上記マスタシリンダとの間の主流路または上記環流路に、制振室を1個以上設け、この制振室内に、液密摺動するピストンを嵌装し、該ピストンが該制振室内の体積を最大とするような方向への移動量規制手段を圧電材料で構成し、上記制振室内の液圧変化が上記ピストンを介して該移動量規制手段に対して及ぼす影響を該移動量規制手段の圧電効果によって検出し、検出された情報に基づき、該移動量規制手段に電気エネルギを付加する手段を備えたことを特徴とするアンチロック液圧制御装置。

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