特許
J-GLOBAL ID:200903034868370839
接合物品の製造
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-525150
公開番号(公開出願番号):特表平8-510319
出願日: 1994年05月12日
公開日(公表日): 1996年10月29日
要約:
【要約】昇温された温度において硬化された熱硬化性接着剤樹脂(20)のみによって摩擦ライニング(16)がシューボディ(11)の台座(12)に取付けられたブレーキシューは繊維状の補強物質および未硬化の熱硬化性バインダをロール成形してグリーンのライニング要素を画成した摩擦材料を有しており、該材料は接着剤が台座と係合表面との間に挿設され、同表面には副次面(19)ではなく主要面(17、18)を介して小さな拘束圧力が添加される。接着剤の樹脂およびライニング要素は台座上でこれと密接に適合した状態で互いにその場で硬化される。前記拘束圧力は硬化しつつある摩擦材料がその内部におけるガスの発生のため厚味を増そうとしたり、密底を低下させようとする傾向に打勝つべく、ガスを拘束されていない副次面から容易に散失させる一方、主要面上には小さな拘束圧力が作用した状態に保持する程度に長時間作用するのが好ましい。ライニングの密度を増大する作業は副次面をわずかに変化させただけで厚味を減少させることにより実施される。
請求項(抜粋):
接合された摩擦要素の製造方法であって、該方法は (イ)要素の厚味を画成する主要面間において繊維状の補強剤および摩擦修整物質を未硬化熱硬化性樹脂バインダのマトリックス内に含んでなるプラスチック製摩擦ライニング要素(16、77)を製作する段階と、 (ロ)前記ライニング要素の2つの主要面(17、18、78、79)の内の一方の面(17、79)をキャリア(11、72)の台座(12、72)近傍に配置し、熱硬化性接着剤樹脂(20、76)が前記要素と台座の間にあり、これらと接触するようにする段階と、 (ハ)接着剤とライニング要素の両者の樹脂を昇温された温度で硬化し、以って硬化されたライニングが剛固となり、台座に接合されるようにする段階とを有する方法において、該方法が更に (ニ)前記繊維状物質が前記主要面間において配向した状態において前記摩擦ライニング要素を圧延し、以って所定の圧延厚味および密度を得る段階と、 (ホ)前記接着剤およびライニング要素を台座(12、72)と、前記主要面の他方の面(18、78)上で協働する係合表面(33、75)との間に挿設して、副次表面(19、80、81)は露出するようにする段階と、 (ヘ)前記硬化の段階の間、前記主要面を介して拘束圧力をライニング要素に添加して、硬化した樹脂ライニングの密度並びに前記他方の主要面(18、78)のキャリアの確定された部分(12、72)に対する位置を確定乃至画成する段階とを有することを特徴する接合摩擦要素の製造方法。
IPC (2件):
FI (2件):
F16D 69/04 A
, F16D 69/00 R
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