特許
J-GLOBAL ID:200903034887142332

内燃機関用点火コイル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-061986
公開番号(公開出願番号):特開2002-270444
出願日: 2001年03月06日
公開日(公表日): 2002年09月20日
要約:
【要約】【課題】 コイルの軸方向端部側において、高い電気絶縁性(絶縁抵抗)を確保する。【解決手段】 外周コア140の内周面141のうち、少なくとも薄膜フィルム122が設けられていない部位(延出部123)に対応する箇所に剥離層142を設ける。これにより、外周コア140の内周面141においては、剥離に伴う空隙が発生するが、この部位にて剥離させて熱応力を緩和しているので、引き出し線の近傍である一次スプール121の軸方向端部において、充填された樹脂材と一次スプール121の軸方向端部と接着させても熱応力によるクラックは発生しない。したがって、引き出し線が設けられたコイル(120、130)の軸方向端部側は勿論、点火コイル全体において、高い電気絶縁性を確保しつつ、熱応力によりクラックの発生を未然に防止できる。
請求項(抜粋):
磁性材料からなる棒状の中心コア(110)と、前記中心コア(110)の外周側に巻かれた内周側コイル(130)と、前記中心コア(110)と前記内周側コイル(130)との間に配設され、前記内周側コイル(130)の巻線を巻くための電気絶縁材料からなる内周側巻き枠(131)と、前記内周側コイル(130)の外周側に巻かれた外周側コイル(120)と、前記内周側コイル(130)と前記外周側コイル(120)との間に配設され、前記外周側コイル(120)の巻線を巻くための電気絶縁材料からなる外周側巻き枠(121)と、前記外周コア(120)の外周側に配置され、磁性材料からなる筒状の外周コア(140)とを備え、前記外周コア(140)内に電気絶縁性を有する樹脂材が充填されて前記両コイル(120、130)がモールド固定された内燃機関用点火コイルであって、前記外周コア(140)の内周面(141)のうち、少なくとも前記外周側巻き枠(121)の軸方向端部に対応する部位には、前記外周コア(140)が前記樹脂材(175)と接着してしまうことを抑制する接着抑制層(142)が設けられていることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
IPC (4件):
H01F 38/12 ,  F02P 13/00 303 ,  F02P 15/00 303 ,  F02P 15/00
FI (6件):
F02P 13/00 303 D ,  F02P 15/00 303 B ,  F02P 15/00 303 E ,  H01F 31/00 501 J ,  H01F 31/00 501 A ,  H01F 31/00 501 C
Fターム (6件):
3G019KA23 ,  3G019KB09 ,  3G019KC01 ,  3G019KC04 ,  3G019KC05 ,  3G019KC07
引用特許:
審査官引用 (1件)

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