特許
J-GLOBAL ID:200903034894710877

制御装置の制御パラメータ調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 高久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-203403
公開番号(公開出願番号):特開平7-056605
出願日: 1993年08月17日
公開日(公表日): 1995年03月03日
要約:
【要約】【目的】制御装置自体の記憶容量を小さくできる制御パラメータの調整装置の実現。【構成】ファジイコントローラ1からは、制御パラメータwe...が更新されるごとに、制御開始から定常状態に至るまでの偏差eが外部演算装置10に送信され、制御パラメータwe...の調整のための演算が外部演算装置10において行われる。外部演算装置10では、ファジイニューラル・ネットワーク部15に対し送信されてきた偏差eが入力され、制御開始から定常状態に至るまでの偏差eの積分値が最小となるように制御パラメータwe...が順次補正演算されていく。上記積分値が所定のしきい値以下になったと学習判定部15で判定されるまで、補正演算が繰り返され、制御パラメータwe...が更新され続けられる。外部演算装置10は補正演算された制御パラメータwe...をファジイコントローラ1側に送信し、ファジイコントローラ1側で制御パラメータwe...を順次更新する。
請求項(抜粋):
目標値と制御対象から出力される制御量との偏差を入力し、該入力された偏差に応じた操作量を現在設定されている制御パラメータに基づいて演算する操作量演算部を有し、該演算された操作量を前記制御対象に加えることにより制御量が目標値に達するよう制御する制御装置において、前記制御装置と該制御装置の外部の演算装置との間で相互にデータの送信および受信を行う送・受信手段を設けるとともに、前記外部演算装置に、前記操作量演算部と同一の演算を行う外部操作量演算部を設け、前記制御装置は、現在設定されている制御パラメータに基づいた制御を行い制御量を定常状態に至るまで変化させ、制御開始から定常状態に至るまでの各時刻における偏差を前記送・受信手段を介して前記外部演算装置に対して送信する第1の処理を実行し、前記外部演算装置は、前記制御装置から送信された各時刻における偏差を受信し、該受信された各時刻における偏差を前記外部操作量演算部に入力させ、前記外部操作量演算部から出力される操作量と前記外部操作量演算部に現在設定されている制御パラメータと前記受信された各時刻における偏差とに基づいて、制御開始から定常状態に至るまでの偏差の積分値が最小となるように前記外部操作量演算部に現在設定されている制御パラメータを補正演算する第2の処理と、前記受信された各時刻における偏差を積分し、該積分値が所定のしきい値以下になったことを判定する第3の処理と、前記補正演算された制御パラメータによって前記外部操作量演算部に現在設定されている制御パラメータを更新するとともに、前記送・受信手段を介して前記補正演算された制御パラメータを前記制御装置に対して送信する第4の処理とを実行し、前記制御装置は、前記外部演算装置から送信された制御パラメータを受信し、該受信した制御パラメータによって前記制御装置に現在設定されている制御パラメータを更新する第5の処理を実行するものであり、前記第3の処理によって前記積分値が前記しきい値以下になったことが判定されるまで前記第1ないし第5の処理を繰返し実行させ、前記判定がなされた時点で前記第1の処理を終了させるための調整終了信号を前記送・受信手段を介して前記制御装置に対して送信するようにした制御装置の制御パラメータ調整装置。

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