特許
J-GLOBAL ID:200903034921875034
プレス機械のバランス圧の自動設定装置
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-272262
公開番号(公開出願番号):特開平11-090698
出願日: 1997年09月18日
公開日(公表日): 1999年04月06日
要約:
【要約】【課題】金型の取り付け時点から取り付ける金型に対応するバランス圧の設定及び供給が可能で、金型調整時点から適正なバランス圧でのプレス運転が可能なプレス機械のバランス圧の自動設定装置を提供する。【解決手段】上型をスライドに取り付け時のスライドを上昇させる時のスライド調整モータ16の負荷電流値を検出して、あらかじめ制御装置18に記憶されたデータから上型の重量を加算した重量相当のバランサの懸垂能力になるように、比例電磁式圧力制御弁9によりバランス圧を自動的に調整する。さらに、プレス運転が開始されると、第2電流検出器23で検出されるメインモータ15の負荷電流値が、あらかじめ制御装置18に記憶した無負荷電流値に近似する電流値になるように、バランス圧を自動的に補正する。
請求項(抜粋):
プレス機械のフレームとスライドとをエアシリンダ式のバランサを介して結合し、エア供給源とバランサのエア室とを圧力調整装置及びサージタンクを介して接続することにより、圧力調整装置の設定圧を調整してスライド重量を平衡させるプレス機械において、(イ)上型を取り付けない状態でスライド重量を平衡させるバランサの基準バランス圧と、変動するバランサのバランス圧を検出する圧力センサと、(ロ)基準バランスにおけるスライド調節モータの電流値(無負荷電流値)と、上型の重量に相当するスライド調節モータの電流値(負荷電流値)を検出する第1電流検出器と、(ハ)基準バランスにおけるプレス機械の無負荷運転時のメインモータの電流値を検出する第2電流検出器と、(ニ)設定データを入力する入力設定装置と、(ホ)入力設定装置により入力されたデータと第1電流検出器と第2電流検出器及び圧力センサの検出値を記憶して演算と変換する制御装置と、(ヘ)制御装置からの制御信号を受けてバランサのバランス圧を自動調整可能な圧力調整装置と、で構成し、(ト)プレス機械内に搬入された金型の上型を取り付けてスライド調節で上昇する時のスライド調節モータの負荷電流値を第1電流検出器で検出して制御装置に出力する。(チ)この第1電流検出器で検出した実測値により、スライドに取り付けられた上型の重量を加算した重量に相当するバランサの懸垂能力になるように制御装置で演算されて、この制御装置からの設定信号を受けて圧力センサと圧力調整装置によりバランサのバランス圧を自動的に調整する。(リ)さらに、スライド調節モータの負荷電流値により設定されたバランス圧でプレス運転が開始されると、第2電流検出器で検出されるメインモータの負荷電流値が、あらかじめ制御装置に記憶した無負荷電流値に近似する電流値になるように、スライド調節モータの負荷電流値により設定されたバランス圧を制御装置の補正信号を受けて圧力調整装置によりバランサのバランス圧を自動的に補正する。以上のことを特徴とするプレス機械のバランス圧の自動設定装置。
IPC (2件):
FI (2件):
B30B 15/06 B
, B30B 15/16 Z
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