特許
J-GLOBAL ID:200903034943488980

PuおよびNp含有硝酸溶液からのPuとNpの分離回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾股 行雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-201452
公開番号(公開出願番号):特開平7-055992
出願日: 1993年08月13日
公開日(公表日): 1995年03月03日
要約:
【要約】【目的】PuおよびNpを含有する硝酸溶液からPuとNpを分離回収するに際して、抽出溶媒を使用する必要がなく、また硝酸溶液中でのNpの原子価調整のために従来使用されていたFe還元剤を使用せず、従って不純物の除去工程も必要としない、改良されたPu,Npの分離回収方法を提供する。【構成】Pu,Npを含有する硝酸溶液に、硝酸ヒドロキシルアミン/ヒドラジンからなる還元剤を添加することによって、硝酸溶液中のPuおよびNpをそれぞれPu(III) およびNp(IV)に還元して原子価調整を行なった後、硝酸溶液の硝酸濃度を6〜8Mに調整する。次いでこの硝酸溶液を強塩基性陰イオン交換樹脂と接触さて硝酸溶液中のNp(IV)を選択的に樹脂に吸着させることによってPu(III) を分離回収する。吸着したNp(IV)は1M以下の希硝酸で溶離させて回収する。還元剤は分解処理できるため、分離回収した硝酸Pu溶液および硝酸Np溶液中には不純物の混在がない。原子価調整は還元剤を用いずに電解還元によっても可能である。
請求項(抜粋):
PuおよびNpを含有する硝酸溶液に硝酸ヒドロキシルアミンおよびヒドラジンからなる還元剤を添加することによって、硝酸溶液中のPuおよびNpをそれぞれPu(III) およびNp(IV)に還元して原子価調整を行う工程、原子価調整した硝酸溶液の硝酸濃度を6〜8Mに調整する工程、硝酸濃度を調整した硝酸溶液を強塩基性陰イオン交換樹脂と接触さて硝酸溶液中のNp(IV)を選択的に樹脂に吸着させることによってPuを硝酸プルトニウム溶液として分離回収する工程、および吸着したNp(IV)を1M以下の希硝酸で溶離させることによってNpを硝酸ネプツニウム溶液として回収する工程からなることを特徴とするPuおよびNp含有硝酸溶液からのPuとNpの分離回収方法。
IPC (3件):
G21C 19/46 ,  B01D 15/00 ,  B01D 15/04
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭48-038297
  • 特開昭49-074115

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