特許
J-GLOBAL ID:200903034966266900

中空構造物に物をネジ止めするためのボルト受金具

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-302323
公開番号(公開出願番号):特開平11-101213
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】ネジ穴切りや木ネジ等による固定が困難な材料で作られた壁などの中空構造物に様々な厚さの物を汎用品のボルトでネジ止めするのに適した、小さな取付穴で取付可能で、薄板から厚板までの様々な厚さの被取付部材に対応でき、大きな支持力が得られるボルト受金具を提供する。【解決手段】上面に取付ボルトに合う入口を広げたボルト受穴を貫設し、上下面の両端に回転止突起を設け、両側面の中心に止軸と脱落防止用のフランジ部を有する係止用突起を設け、止軸を軸とした回動を確実化するしくみを設けたボルト受体を、二枚の細長い案内片の間に挟み、前後に滑り動く止軸を軸に自在に回動可能に取り付けてなるボルト受金具を、取付穴から中空部内に挿入し、自重による回動で直交させた後、取付物に通したボルトを挿入してボルト受体のボルト受穴にネジ込み締め付ける。
請求項(抜粋):
(イ)細長い直方体様のボルト受体(1)の上面に取付ボルト(3)に合うボルト受穴(11)を貫設し、上下面に回転止突起(12)を設け、両側面の中心に止軸(13a)と脱落防止用のフランジ部(13b)を有する係止用突起(13)を設け、回動軸となる止軸(13a)の左側又は右側に、軽量化穴(14)の穿孔又はえぐり取り部の形成等の左右の重さを変えてボルト受体(1)の回動を確実化するしくみを設ける。(ロ)薄い帯板状の案内板部材(2)の中央部に板幅より大きな径の円形のつば部(21)を、その左右に案内片部(22)を設け、つば部(21)の中央付近に取付ホルト挿入穴(21a)を穿孔し、案内片部(22)の横幅略中央長手方向の付け根から先端近くまでの範囲に細長いボルト受体保持穴(22a)を穿孔し、その手前寄りの位置に係止用突起受入穴(22b)を設ける。(ハ)つば部(21)に設けた取付ボルト挿入穴(21a)の両縁に所要の幅を残して、両側の案内片部(22)をその付け根て同一方向に折り曲げ、コの字形とする。(ニ)係止用突起受入穴(22b)を利用して係止用突起(13)を案内片部(22)のボルト受体保持穴(22a)に係止し、挿入方向に沿って前後に自在に滑り動く止軸(13a)を軸に回動可能となるように、案内板部材(2)の二枚の案内片部(22)の間にボルト受体(1)を挟着する。以上の構成よりなる、中空構造物に物をネジ止めするためのボルト受金具。

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