特許

J-GLOBAL ID：200903034982118155

ラウロラクタムの連続重合方法及びその装置

発明者： 川上 敦雄 ,  山口 久哉 ,  島田 俊郎 ,  積山 龍男
出願人/特許権者： 宇部興産株式会社
代理人 (1件)： 渡邉 一平 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-235361
公開番号（公開出願番号）：特開平5-051446
出願日： 1991年08月22日
公開日（公表日）： 1993年03月02日
要約：

【要約】【目的】 ラウロラクタムを水触媒を用い、低い重合温度で、極めて短時間で、所望の高分子量のナイロン12を工業的に高品質で連続製造する。【構成】 水1〜10重量%添加したラウロラクタムを、予熱後、縦型重合反応域の上部から下部に連続的に供給流通させると共に、該反応域において重合反応温度250〜300°Cで上部から下部方向に下降する10°C以上の温度勾配を設け、水蒸気圧下で、転化率99.5%以上まで重合させる前重合工程、該前重合工程からの前重合生成物から放圧して常圧状中間物とする中間工程、及び該中間工程からの常圧状態中間物を、横型重合域の一の下端から他の下端方向に連続的に供給し、220〜280°C、減圧または常圧下、不活性ガス存在下で撹拌・排気して相対粘度(ηr )が1.9〜3.3となるまで重合させる後重合工程の3工程からなるラウロラクタムの連続重合方法。

請求項（抜粋）：

ラウロラクタムの連続重合方法において、水1〜10重量%添加したラウロラクタムを、反応域上部温度まで予熱後、垂直方向に延びた縦型重合反応域の上部から下部に連続的に供給流通させると共に、該反応域において重合反応温度250〜300°Cで上部から下部方向に下降する10°C以上の温度勾配を設け、加圧下で、転化率が99.5%以上まで重合させる前重合工程、該前重合工程からの前重合生成物から放圧し常圧状態の中間物とする中間工程、及び該中間工程からの中間物を、水平方向に延びた横型重合域の一の下端から他の下端方向に連続的に供給し、重合温度220〜280°C、減圧または常圧下、不活性ガス存在下で撹拌・排気して相対粘度(ηr )が1.9〜3.3となるまで重合させる後重合工程からなることを特徴とするラウロラクタムの連続重合方法。

IPC (2件)：

C08G 69/16 NRV ,  C08G 69/16 NRL