特許
J-GLOBAL ID:200903035028589887

被覆ケーブルの劣化診断方法および余寿命推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高島 一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-154918
公開番号(公開出願番号):特開平11-344429
出願日: 1998年06月03日
公開日(公表日): 1999年12月14日
要約:
【要約】【課題】 表面反発硬度による信頼性が向上した被覆ケーブルの劣化診断方法、および劣化診断時以降の被覆ケーブルの余寿命をも推定する方法を提供することにある。【解決手段】 劣化診断方法では、予め調査した表面反発硬度の温度依存性を利用して求めた特定温度(基準温度)での表面反発硬度Htsにより被覆ケーブルの劣化度を診断する。一方、余寿命推定方法では、被覆層を形成する有機高分子材料についての表面反発硬度Htsまたは劣化診断特性Cをパラメータとする複数のアレニウス曲線を利用して、劣化診断以降の被覆ケーブルの予定運転温度に就いて、有機高分子材料の余寿命推定スタート時点の特性が予め定めた寿命値に達するに要する時間をもって余寿命と推定する。【効果】 特定温度での表面反発硬度Htsにより被覆ケーブルの劣化を正しく診断できる。一方、推定寿命に至る前に被覆ケーブルを撤去し得、被覆ケーブルの絶縁破壊事故や火災事故を未然に防ぐことができる。
請求項(抜粋):
診断対象の被覆ケーブルの表面に存在する有機高分子材料にて形成された被覆層の表面反発硬度の値から被覆ケーブルの劣化度を診断するにあたり、表面反発硬度Hと温度tとの相関関係(H-t相関関係)を確立する工程1、任意に選定した基準温度tsを設定する工程2、表面反発硬度Hを測定したときの被覆層の表面温度が基準温度tsと異なる場合には工程1で確立したH-t相関関係により該測定値を基準温度tsでの表面反発硬度Htsに換算する工程3、および表面反発硬度Htsの値から被覆ケーブルの劣化度を診断する工程4とを有することを特徴とする被覆ケーブルの劣化診断方法。
IPC (2件):
G01N 3/40 ,  H02G 1/06
FI (2件):
G01N 3/40 Z ,  H02G 1/06 Q
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-132147

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