特許
J-GLOBAL ID:200903035073486487
試料溶液のpHを調節する方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (3件):
八田 幹雄
, 奈良 泰男
, 宇谷 勝幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-363918
公開番号(公開出願番号):特開2006-171005
出願日: 2005年12月16日
公開日(公表日): 2006年06月29日
要約:
【課題】pH調節用の溶液を添加および/または除去する工程なしに、微小流体素子を用いて試料溶液のpHを調節する手段を提供する。【解決手段】アノードおよびカソードチャンバを備えた電気分解素子を備える微小流体素子を用い、アノードチャンバの流入口から水より標準酸化還元電位が低い化合物を含む溶液をアノードチャンバに流入させる工程、カソードチャンバの流入口から水より標準酸化還元電位が高い化合物を含む溶液をカソードチャンバに流入させる工程、アノードおよびカソードチャンバが備える電極に電圧を加え電気分解を行う工程、ならびにアノードおよびカソードチャンバ内の電解液を同じ体積で混合する工程を含み、アノードおよびカソードチャンバの体積は、アノードおよびカソードチャンバ内の電解液を混合して得られる試料溶液の、標的とするpHに従って所定の比率に調節されている、試料溶液のpH調節方法である。【選択図】図1A
請求項(抜粋):
アノードチャンバ、カソードチャンバ、および分割膜を備える電気分解素子を備える微小流体素子であって、前記分割膜は、前記アノードチャンバとカソードチャンバとの間に設置されており、前記アノードチャンバは、アノードチャンバ溶液が流入する流入口、アノードチャンバ溶液が流出する流出口、および電極を備え、前記カソードチャンバは、カソードチャンバ溶液が流入する流入口、カソードチャンバ溶液が流出する流出口、および電極を備える微小流体素子を用いて、試料溶液のpHを調節する方法であって、
(a)前記アノードチャンバの流入口を介して、水より標準酸化還元電位が低い化合物を含むアノードチャンバ溶液を前記アノードチャンバに流入させるステップと、
(b)前記カソードチャンバの流入口を介して、水より標準酸化還元電位が高い化合物を含むカソードチャンバ溶液を前記カソードチャンバに流入させるステップと、
(c)前記アノードチャンバおよび前記カソードチャンバに備わっている前記電極を介して電圧を印加し、前記アノードチャンバおよび前記カソードチャンバで電気分解を行うステップと、
(d)前記アノードチャンバ内の酸性の電気分解された溶液および前記カソードチャンバ内の塩基性の電気分解された溶液を同じ体積で混合するステップと、を含み、
前記アノードチャンバの体積および前記カソードチャンバの体積は、前記アノードチャンバ内の電気分解された溶液および前記カソードチャンバ内の電気分解された溶液を混合して得られる試料溶液の、標的となるpHに従って所定の比率に調節されていることを特徴とする、試料溶液のpHを調節する方法。
IPC (2件):
FI (2件):
G01N1/00 101F
, G01N1/10 F
Fターム (5件):
2G052AD26
, 2G052CA03
, 2G052CA12
, 2G052DA09
, 2G052FD02
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