特許
J-GLOBAL ID:200903035079555022

プロキラルアリル系の立体的異性化法、該方法に使用する固定化リガンド、および該リガンドの製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-182162
公開番号(公開出願番号):特開2001-011029
出願日: 2000年06月16日
公開日(公表日): 2001年01月16日
要約:
【要約】【課題】 変換およびエナンチオ選択の面で非固定化リガンドと同様の効果を有する固定化リガンドを用いて、プロキラルなアリルアミンを立体特異的に異性化する。【解決手段】 プロキラルアリル系をエナミンまたはイミンへ立体特異的に異性化する際に、少なくとも1つのキラルなホスフィンリガンドを有するRh、IrまたはRuの触媒を使用する。
請求項(抜粋):
式:【化1】[式中、R1≠R2であり、それぞれ炭素原子1〜12個を有するアルキルまたはアルケニル基であるか、あるいはヒドロキシ基で置換されていてよいアリール基であり、R3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C12-アルキルまたはアルケニル基またはアリール基であり、R5は、水素または炭素原子1〜8個を有するアルキルまたはシクロアルキル基であり、R6は、炭素原子1〜8個を有するアルキル基またはシクロアルキル基であるか、あるいは、R5およびR6は窒素を介して一緒になり、酸素を含む6個の原子を有する環を形成する]のプロキラルアリル系を、式:【化2】[式中、記号R1〜R6は、前記の意味を有する]のエナミンまたは式:【化3】[式中、記号R1〜R4およびR6は、前記の意味を有し、R5は、水素である]のイミンへ、溶媒の存在下に、少なくとも1つのキラルなホスフィンリガンドを有するRh、IrまたはRuの触媒の助成のもとに、立体特異的に異性化する方法において、該ホスフィンリガンドが、式:【化4】[式中、Arは、フェニルまたはトリル基であり、R1は、Z-B-型の単位であり、ここでBは、リガンドによりポリマーZと結合する基であり、-O-C(O)-(CH2)n-、-NH-C(O)-(CH2)n-、-O-(CH2)n-、-NH-(CH2)n-および-(CH2)nから成る群より選択され、nは、1〜10の整数であり、Zは、シリカ、ポリスチレン、ポリアミド、ポリスチレンおよびテンタゲル(Tentagel) (R)型ポリオキシエチレンのグラフト共重合体、メリフィールドレジン型機能性ポリスチレン、アミノメチル化ポリスチレン、または[4-(ヒドロキシメチル)フェノキシメチル]ポリスチレンから成る群より選択されるポリマーまたはコポリマーである]のリガンドであるか、あるいは該ホスフィンリガンドが式:【化5】[式中、Arは、フェニルまたはトリル基であり、R2およびR3は、水素またはZ-B'-型の単位であり、B'は、ポリマーZおよびリガンドに結合する基であり、-C(O)-、-(CH2)m-または-NH-C(O)-(CH2)m-C(O)-から成る群より選択され、mは、1〜4の整数であり、Zは、R2=R3=Hは除く、前記のポリマーである]のリガンドであることを特徴とする、プロキラルアリル系の立体特異的異性化法。
IPC (8件):
C07C209/68 ,  B01J 31/18 ,  C07B 53/00 ,  C07B 61/00 300 ,  C07C211/17 ,  C07C211/35 ,  C07C251/08 ,  C07C251/14
FI (8件):
C07C209/68 ,  B01J 31/18 Z ,  C07B 53/00 B ,  C07B 61/00 300 ,  C07C211/17 ,  C07C211/35 ,  C07C251/08 ,  C07C251/14
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-051361

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