特許
J-GLOBAL ID:200903035096356505

流体回路用圧力調整ソレノイド弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-509243
公開番号(公開出願番号):特表平10-505307
出願日: 1995年08月17日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】本発明は、少なくとも1つの加圧流体発生装置(300)、受圧装置(200)及び低圧流体リザーバ(400)を包含する流体回路のための圧力調整ソレノイド弁(100)であって、2つの極部片(12,14)と相互作用する電気コイル(10)と、電気コイル(10)で生起された磁界によって発生される駆動力(Φ)の作用のもとで移動できる磁性本体(26)と、受圧装置(200)に接続されたダクト(98)と加圧流体発生装置(300)及び低圧流体リザーバ(400)に接続されたダクトの一方(96)又は他方(94)との間の連通を指令するためにスリーブ構造体(28,30)と相互作用する分配要素(34)と、受圧装置(200)に常時連通し、予負荷弾性装置(46,85)により移動可能な磁性本体(26)に発生される力(F)に抗し電気コイル(10)により発生される駆動力(Φ)に付加される反力を決定する少なくとも1つの反動室(80)とを包含している圧力調整ソレノイド弁に関する。本発明によると、スリーブ構造体(28,30)は移動可能な磁性本体(26)で構成されている。車輪アンチロック装置をもつ自動車のブレーキ装置への適用である。
請求項(抜粋):
1 少なくとも1つの加圧流体発生装置(300)、受圧装置(200)及び低圧流体リザーバ(400)を包含する流体回路のための圧力調整ソレノイド弁(100)であって、2つの極部片(12,14)と相互作用する電気コイル(10)と、電気コイル(10)で生起された磁界によって発生される駆動力(Φ)の作用のもとで移動できる磁性本体(26,26′)と、受圧装置(200)に接続されたダクト(98)と加圧流体発生装置(300)及び低圧流体リザーバ(400)に接続されたダクトの一方(96)又は他方(94)との間の連通を指令するためにスリーブ構造体(28,30;28′,30′)と相互作用する分配要素(34)と、受圧装置(200)に常時連通し、予負荷弾性装置(46,85;46′,88′)により移動可能な磁性本体(26,26′)に発生される力(F)に抗し電気コイル(10)により発生される駆動力(Φ)に付加される反力を決定する少なくとも1つの反動室(58,80)とを包含している圧力調整ソレノイド弁において、スリーブ構造体(28,30;28′,30′)が移動可能な磁性本体(26,26′)で構成されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。2 請求項1記載の圧力調整ソレノイド弁において、スリーブ構造体(28,30;28′,30′)が固定の分配要素(34)のまわりを摺動することを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。3 請求項2記載の圧力調整ソレノイド弁において、スリーブ構造体(28,30)が中空コア(30)と一体のスリーブ管(28)を包含し、スリーブ管(28)が磁性本体(26)の有効磁性部分を構成していることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。4 請求項2記載の圧力調整ソレノイド弁において、スリーブ構造体(28,30)が、ソレノイド弁(100)とリザーバ(400)との間の連通を制御するように極部片(12)に形成した弁座(50)と相互作用するボール(44)を閉じ込め保持するハウジング(42)を包含することを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。5 請求項4記載の圧力調整ソレノイド弁において、反動室(80)がスリーブ構造体(28,30)内に形成されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。6 請求項5記載の圧力調整ソレノイド弁において、反動室(80)が、中空コア(30)の半径方向穿孔(80)と、極部片の一方(12)の軸線方向孔(56)内に収容されスリーブ構造体(28,30)の軸線方向孔(58)内を摺動するピン(54)の横断面積とによって画定されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。7 請求項1記載の圧力調整ソレノイド弁において、予負荷弾性装置(85)がスプリングボックス(85)によって形成されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。8 請求項7記載の圧力調整ソレノイド弁において、スプリングボックス(85)が、分配要素(34)に当接するスプリングプレート(90)と極部片の一方(14)との間に予負荷されたスプリング(88)を包含することを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。9 請求項8記載の圧力調整ソレノイド弁において、休止時、スプリングプレート(90)とスリーブ構造体(28,30)との対向する端部の間に軸線方向距離(D)が残存することを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。10 請求項2記載の圧力調整ソレノイド弁において、スリーブ構造体(28′,30′)が、中空コア(30′)のまわりを摺動できるスリーブ管(28′)を包含し、スリーブ管(28′)が磁性本体(26′)の有効磁性部分を構成していることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。11 請求項2記載の圧力調整ソレノイド弁において、スリーブ管(28′)がボール(44)をもったケージ(42′)と一体であり、ボール(44)が、ソレノイド弁(100)とリザーバ(400)との間の連通を制御するように極部片(12)に形成した弁座(50)と相互作用することを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。12 請求項11記載の圧力調整ソレノイド弁において、反動室(58)が中空コア(30′)内に形成されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。13 請求項12記載の圧力調整ソレノイド弁において、反動室(58)が、中空コア(30′)の軸線方向孔(58)と、極部片の一方(12)に対して固定されこの孔(58)内を摺動するピン(54)の横断面積とによって画定されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。14 請求項10記載の圧力調整ソレノイド弁において、予負荷弾性装置(88′)が、極部片の一方(14)と中空コア(30′)との間に予負荷されたスプリング(88′)から成ることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。15 請求項14記載の圧力調整ソレノイド弁において、休止時、スリーブ管(28′)と中空コア(30′)との対向する部分(28a,30a)の間に軸線方向距離(D)が残存することを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。16 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の圧力調整ソレノイド弁において、極部片(12,14)が2つのフランジ(16,18)の間に保持され、フランジの一方(18)が受圧装置(200)に向かう通路(98)を含み、他方のフランジ(16)が、低圧流体リザーバ(400)に向かう通路(94)と、加圧流体発生装置(300)に向かう通路(96)とを含んでいることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。17 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の圧力調整ソレノイド弁において、極部片(12,14)が磁性材料製のケーシング(20′)によって保持されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。18 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の圧力調整ソレノイド弁において、ソレノイド弁が支持体(15)内に挿入され、スナップリング(17)によってこの支持体内に保持されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。19 請求項18記載の圧力調整ソレノイド弁において、支持体(15)とソレノイド弁との間に平形シール(95)が配置されていることを特徴とする圧力調整ソレノイド弁。
IPC (2件):
B60T 8/36 ,  G05D 16/20
FI (2件):
B60T 8/36 ,  G05D 16/20 A
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特表平7-500786

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