特許
J-GLOBAL ID:200903035097644660
X線CT装置
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-128070
公開番号(公開出願番号):特開平11-299769
出願日: 1998年04月23日
公開日(公表日): 1999年11月02日
要約:
【要約】【課題】 被検体の断層画像を得る際に、逆投影処理時間を短縮したい。【解決手段】 X線管1と扇形X線検出器2とを被検体21をはさんで対向配置し、連続回転させて透過X線を生データ作成装置4で処理して投影データを得る。最初の1回転目ではこの投影データを逆投影データ作成装置7に送り、ここで逆投影データを得てこれらデータを逆投影データ装置8により、画像加算メモリ9に加算して一枚の画像を得る。次の2回転目以降は、逆投影データの第1回転目と第2回転目の、同一角度、同一位置でのデータ同士の差分を求め、この差分データを逆投影装置8において画像加算メモリの対応するピクセル毎に加えてゆくことにより、被検体21に対する連続した断層像を得る。これによって上記課題を解決する。
請求項(抜粋):
被検体の周囲にX線源を回転させて被検体の多数の角度の投影データを複数のX線検出素子チャンネルを有するX線検出器で収集する手段と,前記X線源の所定回転分の前記投影データを逆投影して第1の逆投影データに変換する手段と,前記第1の逆投影データから第1の時刻の被検体の断層画像を再構成する手段を備えたX線CT装置において、前記X線源の所定回転を超えて新たに取得された投影データが前記X線管の所定回転によって計測保持しておいた投影データにおける同一角度の投影データとの差分を求め、その差分を加算して更新投影データを求める手段と,前記更新投影データを逆投影して更新逆投影データに変換する手段と,前記X線源の所定回転分の投影データから差分演算に供したものを除いたものから成る逆投影データと前記更新逆投影データとを合成して第2の逆投影データを求める手段と,前記第2の逆投影データから前記第1の時刻から所定時間経過した第2の時刻の断層画像を再構成する手段を備えたことを特徴とするX線CT装置。
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