特許
J-GLOBAL ID:200903035120535262

オートテンショナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-234497
公開番号(公開出願番号):特開平7-091509
出願日: 1993年09月21日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 固定部材1により回動可能に支持されかつベルト押圧用のプーリ8を回転自在に有する回動部材2を、該両部材1,2間に介装された捩りコイルばね3により所定方向に回動付勢して上記プーリ8にベルトを押圧させて所定の張力を付与し、かつ上記両部材1,2間に介装されたスプリングサポート13により該張力の変動に応じてダンピング力を変化させるようにしたオートテンショナにおいて、大きな設計変更を伴うことなく、ダンピング力を大きくできるようにする。【構成】 回動部材2のボス部7外周に設けられ、周方向に延びかつ溝幅寸法が底部に向けて漸次減少する断面V字状の楔形状をなすV溝21と、スプリングサポート13の内周側に回動一体に設けられ、周方向に延びかつ上記V溝21に摺動可能に嵌合する断面逆V字状の楔形状をなす突条部材22とを有し、上記回動部材2の回動時にスプリングサポート13が捩りコイルばね3に締め付けられたとき、突条部材22がV溝21に対し周方向に摺動しつつ食い込むようにする。
請求項(抜粋):
軸部を有し、固定体に固定可能な固定部材と、上記固定部材の軸部にボス部が回動可能に外嵌合され、該回動軸心と平行な軸心周りに回転可能なプーリを有する回動部材と、上記固定部材と回動部材との間に縮径状態で介装されて該回動部材を固定部材に対し所定方向に回動付勢する捩りコイルばねと、上記捩りコイルばねと回動部材のボス部との間に配設され、固定部材側に固定された状態で捩りコイルばねの縮径時に該捩りコイルばねに締め付けられてボス部外周との間で摩擦を生じるスプリングサポートとを備え、上記プーリに巻き掛けられたベルトの張力が減少したときに捩りコイルばねが拡径してプーリにベルトを押圧させて所定の張力を付与する方向に回動部材を回動させる一方、上記ベルトの張力が増大したときに捩りコイルばねが縮径してスプリングサポートを締め付け、該スプリングサポートと回動部材のボス部との間の摩擦力が大きくなって回動部材の回動をダンピングするようになされたオートテンショナにおいて、上記回動部材のボス部外周に設けられ、周方向に延びかつ溝幅寸法が底部に向けて漸次減少する断面楔形状の少くとも1条の溝部と、上記スプリングサポートの内周側に回動一体に設けられ、周方向に延びかつ上記溝部に摺動可能に嵌合する断面楔形状の突条部とを備え、上記回動部材の回動時にスプリングサポートが捩りコイルばねに締め付けられたとき、突条部が溝部に対し周方向に摺動しつつ食い込むように構成されていることを特徴とするオートテンショナ。

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