特許
J-GLOBAL ID:200903035125359470

オフセット輪転用艶消し塗工紙の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 市川 理吉 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-348187
公開番号(公開出願番号):特開平5-155126
出願日: 1991年12月04日
公開日(公表日): 1993年06月22日
要約:
【要約】【目的】 耐ブリスター性に優れ、両面の過剰な光沢感を抑え、かつ印刷表面性が優れたオフセット輪転印刷に用いられる艶消し塗工紙の製造方法を提供する。【構成】 顔料としてカオリン及び重質炭酸カルシウム、接着剤として酸化澱粉及びラテックスを用いて塗工液を作成し、該塗工液をLBKP及びNBKPからなる表面サイズ処理された保水値y=17秒及び坪量55g/m2 の原紙の両面に片面当り20g/m2ブレードコーターで塗工して乾燥した後、塗工紙をJIS B 0601で定義される表面粗さ(Rmax)が10μm の硬質粗面化ロールに片面が少なくとも1回以上当たるように40°C、ニップ圧200Kg/cm、スピード700m/分でスーパーカレンダー処理してオフセット輪転用艶消し塗工紙を製造し、該原紙の保水値yは8≦y≦20であり、該艶消し塗工紙の白紙の平滑度は1500秒、白紙の光沢度は31%で印刷後の表面性及び耐ブリスター性は共に優れている。
請求項(抜粋):
顔料と接着剤を主成分として含む塗工液を原紙に塗工して得られる塗工紙を、硬質粗面化ロールと弾性ロールとのニップ間に通して表面処理するオフセット輪転用艶消し塗工紙の製造方法において、塗工液の水分が、原紙を通過するに要する時間(秒)で示される保水値yが、y1≦y≦y2[但し、y1=0.0007X2+0.31X-11、y2=0.0065X2-0.02X+1{Xは原紙の坪量(g/m2)}]の範囲の原紙に塗工液を塗工、乾燥し、更にJIS B 0601で定義される表面粗さ(Rmax)が8〜30μmの範囲の硬質粗面化ロールにより艶消し処理し、該艶消し塗工紙の表面平滑度が、王研式平滑度で300〜3000秒の範囲とすることを特徴とするオフセット輪転用艶消し塗工紙の製造方法。
IPC (2件):
B41M 1/06 ,  D21H 19/36

前のページに戻る