特許
J-GLOBAL ID:200903035139092841
溶液中硫黄の定量分析法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井内 龍二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-109247
公開番号(公開出願番号):特開平7-318520
出願日: 1994年05月24日
公開日(公表日): 1995年12月08日
要約:
【要約】【構成】 硫黄質量yの濃縮同位体溶液を試料溶液に添加した分析用溶液を用い、ICP質量分析装置により測定したスペクトル強度比I50/I48及びI49/I48と、試料溶液中の同位体存在比F( 32S)、F( 33S)、F( 34S)、F( 16O) 、F( 17O) 、F(1H) 及びF(2H) と、濃縮同位体溶液中の同位体存在比F'(32S)、F'(33S) 、F'(34S) とを下記の数1に導入し、試料溶液中の硫黄の質量xを求める同位体希釈分析とICP質量分析とを組み合わせた溶液中硫黄の定量分析法。【数1】【効果】 分析用溶液11中に硫黄を100%回収する必要性をなくすことができ、検量線を不要にすることができ、試料準備を簡単にすることができるため、操作上の熟練度を減らすことができ、微量硫黄濃度を簡単・高感度・高精度に、再現性よく分析することができる。
請求項(抜粋):
同位体希釈分析法とICP質量分析法とを組み合わせて行なう溶液中硫黄の定量分析法であって、34Sを含む硫黄の質量yの濃縮同位体溶液を前記試料溶液に添加し、該添加溶液を用いて前記ICP質量分析法により質量数48、49、50に関する各スペクトル強度I48、I49、I50を測定し、これから得られるスペクトル強度比I50/I48及びI49/I48と、自然界における32S、33S、34Sの各同位体存在比F( 32S)、F( 33S)、F( 34S)と、前記濃縮同位体溶液における各同位体存在比F'(32S)、F'(33S) 、F'(34S) と、自然界における16O、17O、18Oの各同位体存在比F( 16O) 、F( 17O) 、F( 18O) と、自然界における 1H、 2Hの各同位体存在比F(1H) 、F(2H)とを下記の数1式に導入し、【数1】未知数である前記試料溶液中硫黄の質量xを求めることを特徴とする溶液中硫黄の定量分析法。
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