特許
J-GLOBAL ID:200903035139808294

コイル組立体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-065783
公開番号(公開出願番号):特開平10-214743
出願日: 1992年07月06日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 コイル組立体の製造方法において、射出圧力によるコイルの変形を鍔部で抑えるべくボビンの鍔部外径をコイルの外径より大きく設定しても、ボビンの鍔部周縁での溶融合成樹脂の流動を円滑にし、モールド性を向上させる。【解決手段】 ボビン7の鍔部14外周縁に少なくとも1つの切欠き部18を形成しておき、このボビン7及びコイル8を成形型Dの、コイル組立体6外形に対応したキャビティ19にセットして、前記鍔部14外周とキャビティ19内面との間に、前記切欠き部18に対応した空隙拡大部を部分的に有する環状空隙sを形成し、そのセット状態で、前記鍔部14の外側面に対向して成形型Dに設けられたゲート23から溶融合成樹脂を射出し、前記環状空隙sを通してコイル8の外周に行き渡らせるようにする。
請求項(抜粋):
円筒状の芯部(12)及び該芯部(12)の軸方向一端に設けた鍔部(14)を少なくとも有するボビン(7)と、前記鍔部(14)の外径よりも小径となるように前記芯部(12)に巻付けられるコイル(8)とを合成樹脂により一体にモールド成形してコイル組立体(6)を得るようにした、コイル組立体の製造方法であって、前記ボビン(7)の前記鍔部(14)外周縁に少なくとも1つの切欠き部(18)を形成しておき、このボビン(7)及びコイル(8)を成形型(D)の、コイル組立体(6)外形に対応したキャビティ(19)にセットして、前記鍔部(14)外周とキャビティ(19)内面との間に、前記切欠き部(18)に対応した空隙拡大部を部分的に有する環状空隙(s)を形成し、そのセット状態で、前記鍔部(14)の外側面に対向して前記成形型(D)に設けられたゲート(23)から溶融合成樹脂を射出し、前記環状空隙(s)を通して前記コイル(8)の外周に行き渡らせることを特徴とする、コイル組立体の製造方法。

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