特許
J-GLOBAL ID:200903035177119630

切削用のウォータージェット装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊栖 康弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-002812
公開番号(公開出願番号):特開2001-198829
出願日: 2000年01月11日
公開日(公表日): 2001年07月24日
要約:
【要約】【課題】 噴射孔の摩耗を防止して、簡単に組み立てして、インナーノズルとアウターノズルを理想的な位置に連結する。【解決手段】 ウォータージェット装置は、中心に研磨材を噴射する供給孔5を開口しているインナーノズル2と、インナーノズル2から噴射された研磨材を高圧水で噴射する噴射孔6を有するアウターノズル3からなるウォータージェットノズル1を備える。アウターノズル3は、噴射孔6に向かって細くなる円錐状のテーパー内面3Aを内部に有し、インナーノズル2は、テーパー内面3Aに接近する円錐状のテーパー外面2Aを有し、テーパー外面2Aとテーパー内面3Aの間にスペーサー凸条9を設けて高圧水路4としている。
請求項(抜粋):
研磨材を含む高圧水を噴射して被切断物を切断するウォータージェットノズル(1)と、このウォータージェットノズル(1)に高圧水を供給する高圧ポンプ(7)と、ウォータージェットノズル(1)に研磨材を供給するフィラー(8)とを備え、下記の全ての構成を有することを特徴とする切削用のウォータージェット装置。(a) ウォータージェットノズル(1)は、アウターノズル(3)と、このアウターノズル(3)の内部にアウターノズル(3)と同軸に配設しているインナーノズル(2)とを備える。(b) アウターノズル(3)は、研磨材を含む高圧水を噴射する噴射孔(6)を先端に有する。(c) アウターノズル(3)の内面には、噴射孔(6)に向かって細くなる円錐状のテーパー内面(3A)を設けている。(d) インナーノズル(2)の先端部は、アウターノズル(3)のテーパー内面(3A)に接近する円錐状のテーパー外面(2A)を有する。(e) インナーノズル(2)は、先端に研磨材の供給孔(5)を有する。(f) インナーノズル(2)の供給孔(5)は、円錐状であるテーパー外面(2A)の中心に位置し、かつ、アウターノズル(3)の噴射孔(6)と同軸に位置している。(g) アウターノズル(3)のテーパー内面(3A)と、インナーノズル(2)のテーパー外面(2A)との間に高圧水路(4)を設けている。(h) インナーノズル(2)は、テーパー外面(2A)に、先端に向かって延長されるが、アウターノズル(3)の噴射孔(6)までは到達しない複数列のスペーサー凸条(9)を設けており、このスペーサー凸条(9)の間を高圧水路(4)としている。(i) インナーノズル(2)は、スペーサー凸条(9)の先端面をアウターノズル(3)のテーパー内面(3A)に当接させて、アウターノズル(3)の中心に配設される。(j) 高圧水路(4)は高圧ポンプ(7)に連結され、インナーノズル(2)の供給孔(5)はフィラー(8)に連結されて、インナーノズル(2)から供給される研磨材が、高圧水路(4)を高速流動して噴射孔(6)から噴射される高圧水と共に噴射される。

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