特許
J-GLOBAL ID:200903035234269260

液晶性ポリエステルアミド及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-098757
公開番号(公開出願番号):特開平7-304866
出願日: 1994年05月12日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】【構成】 p-アミノフェノール、二種類の特定構造の芳香族ジオール、2,6-ナフタレンジカルボン酸及びp-ヒドロキシ安息香酸の各単位からなり、これらの各単位が特定の割合であって、かつ280〜350°Cで剪断速度1000sec-1で測定した溶融粘度が10〜50000ポイズである液晶性ポリエステルアミド及びその製造方法。【効果】 樹脂の流動方向(MD)だけではなく、流動方向に垂直な方向(TD)に対しても高弾性率、高強度を示し、異方性が小さいにもかかわらず、高い衝撃強度を示す。また、流動性に優れ、耐熱性にも優れ、かつ、耐加水分解性、低ガス性にも優れる。
請求項(抜粋):
下記式(1)で示されるp-アミノフェノール単位、【化1】下記式(2)で示される芳香族ジオール単位、【化2】 -O-Ar1 -O- (2)(ただし、式(2)中、Ar1 は【化3】を表し、RはC1 〜C6 のアルキル基、C1 〜C6 のアルコキシ基、ハロゲン基又はC6 〜C10の芳香族基を示し、mは1又は2であり、nは置換基数であり、1〜3の整数を表す。)下記式(3)で示される芳香族ジオール単位、【化4】(ただし、r=1〜4の整数を表す)下記式(4)で示される2,6-ナフタレンジカルボン酸単位、【化5】下記式(5)で示されるp-ヒドロキシ安息香酸単位、【化6】からなり、式(1),(2),(3),(4)および(5)で示される構造単位のモル数をそれぞれ、〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕および〔5〕で表したとき、下記式(6)〜(9)を満たし、【数1】 0.30≦〔5〕/(〔1〕+〔2〕+〔3〕+〔4〕+〔5〕)≦0.65(6) 0.02≦〔3〕/(〔2〕+〔3〕)≦0.90 (7) 0.37≦〔1〕/(〔1〕+〔2〕+〔3〕)≦0.80 (8) 0.80≦{2×(〔1〕+〔2〕+〔3〕)+〔5〕} /{2×〔4〕+〔5〕}≦1.2 (9)かつ、280〜350°Cのいずれかの温度で、剪断速度1000sec-1で測定した溶融粘度が10〜50000ポイズであることを特徴とする液晶性ポリエステルアミド。

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