特許
J-GLOBAL ID:200903035262540689
差次的発現遺伝子の同定法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-521411
公開番号(公開出願番号):特表平9-508800
出願日: 1995年02月14日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】本発明は通常の健康な動物および選択された疾病または感染を有する動物において差次的に発現された遺伝子を同定する方法および組成物、ならびに遺伝子またはその機能に関する知見がなくてもこれらの遺伝子の存在により特徴づけられる疾病または感染の診断法を包含する。該方法は、その上のあらかじめ特定された領域に複数のハイブリダイゼーションについての規定オリゴヌクレオチド/ポリヌクレオチドを固定する固体表面からなるハイブリダイゼーションにおける使用に適した組成物の使用を包含する。各配列は、健康な動物、選択された疾病または感染を有する動物の組織または細胞サンプル、またはその組み合わせから調製した同定されたDNAライブラリーから単離されたESTのフラグメントからなる。ハイブリダイゼーションパターンにおける違いは、この組成物および方法の使用により、機能が未知の遺伝子の差次的発現に基づく疾病の診断を可能にし、これらの遺伝子およびそれによりコードされる蛋白質の同定を可能にする。
請求項(抜粋):
2つの異なるあらかじめ特定された状態の生物において差次的に発現される遺伝子の同定法であって: a.その上のあらかじめ特定された領域で複数の規定オリゴヌクレオチド/ポリヌクレオチド配列を固定する第一表面を提供し(ここに、各配列は、第一状態における少なくとも1つの選択された細胞、組織、器官または生物サンプルから調製されたDNAライブラリーから単離されたESTのフラグメント、全EST、遺伝子のフラグメントまたは全遺伝子からなる群から選択され、ハイブリッド形成されるポリヌクレオチドに比べて過剰に存在する); b.その上のあらかじめ特定された領域で複数の規定オリゴヌクレオチド/ポリヌクレオチド配列を固定する第二表面を提供し(ここに、各配列は、第二状態における少なくとも1つの選択された細胞、組織、器官または生物サンプルから調製されたDNAライブラリーから単離されたESTのフラグメント、全EST、遺伝子のフラグメントまたは全遺伝子からなる群から選択され、ハイブリッド形成されるポリヌクレオチドに比べて過剰に存在する); c.前記第一状態の前記生物からのサンプルから単離した前記第一および第二表面ポリヌクレオチド配列のセットに検出可能にハイブリッド形成し(ここに、前記サンプルは工程(a)の源と類似の源から選択され、前記ハイブリダイゼーションは各第一および第二表面上で第一および第二ハイブリダイゼーションパターンを形成するのに十分である); d.前記第二状態の前記生物からのサンプルから単離した前記第一および第二表面ポリヌクレオチド配列のセットに検出可能にハイブリッド形成し(ここに、前記サンプルは工程(c)の源と類似の源から選択され、前記ハイブリダイゼーションは各第一および第二表面上で第三および第四ハイブリダイゼーションパターンを形成するのに十分である); e.4つのハイブリダイゼーションパターンのうち少なくとも2つを比較し(ここに、前記第一および第二状態において差次的に発現された遺伝子が、あらかじめ特定された領域でのハイブリダイゼーションパターンにおける違いの存在により同定される); f.前記パターンの違いおよびオリゴヌクレオチド/ポリヌクレオチドが得られる対応するESTまたはより大きな遺伝子フラグメントに対応する各表面上のオリゴヌクレオチド/ポリヌクレオチドを同定し、それによってESTまたはより大きな遺伝子フラグメントの同定がESTまたはより大きな遺伝子フラグメントが由来する遺伝子の同定を可能とすることからなることを特徴とする遺伝子の同定法。
IPC (2件):
FI (2件):
C12Q 1/68 Z
, G01N 33/566
引用特許:
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