特許
J-GLOBAL ID:200903035277093433
AFC回路
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-028365
公開番号(公開出願番号):特開2000-228656
出願日: 1999年02月05日
公開日(公表日): 2000年08月15日
要約:
【要約】【課題】 1サブキャリア間隔以上を含めてより広範囲な周波数誤差補正を行うことのできるAFC回路を提供する。【解決手段】 2n番目のキャリアに既知のパイロット信号を乗せたキャリア数2mのOFDM信号において、1有効シンボル期間のパイロット信号を2n等分して得られる繰り返し信号を基本パイロット信号のデータとして受信装置側に保持し、受信信号との複素相関値を計算して、1有効シンボル期間に2n回の複素数の相関ピーク値を得る。この相関ピーク値の位相成分を基本パイロット信号期間で割ることで周波数誤差を得る。この誤差は、基本パイロット信号期間の位相変化がサブキャリア間隔の2n倍以下となる。そこで、この検出誤差に基づいて受信装置の搬送波周波数を補正することで、1サブキャリア間隔以上の周波数誤差を検出することが可能となる。
請求項(抜粋):
キャリア番号2n番目のキャリアが既知の規則で変調されたパイロットキャリア(以下、パイロット信号)を用いたキャリア数2mのOFDM(直交周波数分割多重)方式の変調信号(以下OFDM信号)を受信し、その伝送周波信号を中間周波信号に変換するチューナー回路と、この回路で得られたアナログ中間周波信号をクロック信号発振回路で発生されるサンプリングクロックによりデジタル中間周波信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、この回路で得られたデジタル中間周波信号をローカル信号発振回路で発生されるローカル信号により直交復調して複素形式のベースバンドOFDM信号に変換する直交復調回路と、この回路で得られた複素形式のベースバンドOFDM信号から各搬送波のデータ信号を復調するOFDM復調回路とを備えたOFDM受信装置に用いられ、それぞれ前記既知の規則に則って構成され、前記直交復調回路で得られた複素形式のベースバンドOFDM信号について予め保持された前記パイロット信号との間で相関処理を行うもので、伝送帯域の中心周波数に対して相対的に正の周波数を有するパイロット信号との相関信号を出力する正フィルタと、伝送帯域の中心周波数に対して相対的に負の周波数を有するパイロット信号との相関信号を出力する負フィルタとを備えるフィルタ手段と、前記正フィルタ及び負フィルタの各出力についてピークを検出して、伝送帯域の中心周波数に対して正の周波数成分の相関ピーク信号及び負の周波数成分の相関ピーク信号を出力するピーク検出手段と、このピーク検出手段で得られる正及び負の周波数成分の相関ピーク信号を加算することで、前記ベースバンドOFDM信号における各搬送波の周波数間隔が変化せず伝送帯域の中心周波数が偏移した場合の周波数偏移量を算出する加算回路と、前記ピーク検出手段で得られる正及び負の周波数成分の相関ピーク信号を減算することで、前記ベースバンドOFDM信号における各搬送波の中心周波数が変化せず各キャリア間の周波数間隔が偏移した場合の周波数偏移量を算出する減算回路と、この減算回路で算出される周波数偏移量から前記サンプリングクロックの周波数誤差を検出し、この周波数誤差に応じて前記クロック信号発振回路の発振周波数を補正するクロック信号補正手段と、前記加算回路で算出される周波数偏移量から前記ローカル信号の周波数誤差を検出し、この周波数誤差に応じて前記ローカル信号発振回路の発振周波数を補正するローカル信号補正手段とを具備することを特徴とするAFC回路。
Fターム (6件):
5K022DD01
, 5K022DD13
, 5K022DD18
, 5K022DD19
, 5K022DD33
, 5K022DD43
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