特許
J-GLOBAL ID:200903035286614250
液体封入式防振マウント
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-099292
公開番号(公開出願番号):特開平6-307489
出願日: 1993年04月26日
公開日(公表日): 1994年11月01日
要約:
【要約】【目的】 仕切体を合成樹脂で形成して軽量化を図りつつ、仕切体が熱変形しても可動板による低周波に対する減衰特性、および、高周波振動伝達率を一定のものに保つ。【構成】 第1,第2支持体2,6をゴム弾性体1で連結し、内部の液室を仕切体4で受圧室8aと平衡室8bとに仕切る。仕切体に両室を連通するオリフィス11と、外周側の連通穴を介して両室に開口する収容室9とを形成し、収容室内に可撓性あるゴム製可動板10を配置する。仕切体を一対の合成樹脂製板状体12,13で形成し、各中央位置に収容室に臨んで開口する嵌合穴12g,13cを形成する一方、可動板の外周側部位10dを収容室の外周端側まで拡がるようにしかつ中央部位に凸部10cを一体形成する。凸部の各外周面と各嵌合穴の内周面とによって可動板の中央部位を収容室の上下方向中央位置に所定の拘束状態で保持する熱的拘束緩和構造を構成するよう、凸部を各嵌合穴に嵌合させる。
請求項(抜粋):
主振動入力方向に互いに離して配置された第1および第2の支持体と、この第1および第2の両支持体を互いに連結するゴム弾性体と、上記第1および第2の両支持体の間に形成されて液体が封入された液室と、この液室を上記主振動入力方向に受圧室と平衡室とに仕切るよう上記主振動入力方向にほぼ直交する方向に配設された仕切体と、上記受圧室と平衡室とを互いに連通するよう上記仕切体に形成されたオリフィスと、上記仕切体の内部に形成されて上記主振動入力方向に所定幅の間隙を有して上記主振動入力方向と略直交する方向に拡がりかつ連通穴を介して上記受圧室と平衡室とにそれぞれ開口する収容室と、上記受圧室の液圧変動を受けて上記収容室内を上記主振動入力方向に変位することにより上記受圧室内の容積を可変とするよう上記収容室内に収容された可動板とを備えた液体封入式防振マウントにおいて、上記仕切体は合成樹脂素材により形成されるとともに、上記主振動入力方向に略直交する方向の略中央位置には上記収容室に臨んで開口する嵌合穴が形成されており、上記可動板は外周側部位が上記主振動入力方向と略直交する方向に上記収容室の外周端位置まで拡がるよう可撓性素材により形成されるとともに、上記可動板の上記主振動入力方向に略直交する方向の略中央部位には上記嵌合穴に嵌合保持される凸部が一体形成されていることを特徴とする液体封入式防振マウント。
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